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2月 リンゴの冬季せん定・防除講習会開催~高品質なリンゴづくりを目指して~
更新日:2020年3月10日
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1 ねらいと背景
中部管内のリンゴ部会では、次年度に向けて高品質な果実の安定生産をするために、冬季せん定講習会を実施し、リンゴの主要品種である「ふじ」、「ぐんま名月」を中心としたせん定方法について現地で実技指導を行いました。また、病害虫防除講習会を実施し、病害虫防除における課題を確認しました。
2 取り組み内容
冬季せん定講習会は、12月23日に赤城橘果実部会りんご分科会員、1月14日にJA前橋市果樹部会リンゴ分科会員、1月17日に渋川市果樹園芸組合員、1月24日に渋川広域リンゴ研究会員を対象に実施し、生産者約60人が参加しました。
今年度は、4月下旬の凍霜害に始まり、梅雨時期の長雨による日照不足、台風の影響など、果実栽培にとっては非常に厳しい年となりました。また、その後も暖冬が続いているなかで、栽培、病害虫への注意喚起、せん定のポイントなどを指導しました。
防除講習会は、1月20日にJA前橋市果樹部会リンゴ分科会員、2月3日に渋川市果樹園芸組合員、生産者約40人が参加しました。
前年度発生の多かった褐斑病やシンクイムシ類などの病害虫について、発病の特徴や適切な防除時期などを指導しました。
3 今後の方向
中部管内の各リンゴ部会の活動を支援し、高品質なリンゴの安定生産、産地の活性化を図ります。今後も病害虫防除やせん定等の栽培指導を行い、管理作業がしやすい樹をつくり、より高品質な果実の安定生産を目指します。
冬季せん定講習会の様子
病害虫防除講習会の様子