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2月 きゅうりの収量増加に向けた勉強会の開催
1 ねらいと背景
当課とJA前橋市ではキュウリを重点推進品目に位置づけ、産地振興を図っています。
キュウリのハウス環境制御については、まだ最適な制御方法がわかっていません。そこで、当課とJA前橋市、JA群馬担い手サポートセンターは、生産者がお互いの技術を学び、意見交換する中でキュウリにとって最適なハウス環境を学ぶための勉強会を開催しました。
2 取り組み内容
前橋市内のすべてのキュウリ生産者を対象として、収量やハウス環境データ、ほ場をお互いに公開できること、環境測定器や炭酸ガス発生機を持っていることなどを条件に勉強会の募集を行い、1月15日の事前説明会を経て、12名が参加しました。今後、現地での検討や意見交換を4月まで月1回行う予定です。
今回は、勉強会の第1回目にあたる2月分の検討および意見交換会が2月7日に開催されました。当日は、生産者9名と関係機関10名が参加しました。全農ぐんま実証農場と前橋市の生産者のハウスを見学し、それぞれの環境データを比較しながら、意見交換を行いました。この時期は、気温が上昇するにつれて湿度が下がってしまうことが多いことから、早朝加温やカーテンを開け始める温度、全開になるまでの時間、その後の天窓の開閉などについて、参加者で意見交換しました。意見交換の中では、各自スマートフォンで自分のハウスの環境データを見ながら管理方法を説明するなど、ハウス環境が「見える化」されたことで議論は盛り上がりました。
3 今後の方向
初めての試みだったため、時間配分など運営面で検討することはまだあります。あと2回現地で勉強会があるため、生産者からもっと意見を出しやすくする場づくりなどにも取り組んでいきます。
視察の様子