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6月 子実用とうもろこしモデル生産における播種作業の実施~子実用とうもろこしの県内生産に向けて~

更新日:2020年6月30日 印刷ページ表示

1 ねらいと背景

 家畜の濃厚飼料のほとんどは輸入されており、コストの3~5割を占める飼料費は畜産経営を圧迫しています。近年、国産濃厚飼料の安定供給に向けて、全畜種に供給可能な子実のみを収穫するとうもろこしの国内生産が増えつつあります。また、水田輪作におけるとうもろこし栽培は、連作障害解消や他作物の収量増加の効果、さらに生産に係る手間が少ないため耕種農家が注目しており、耕畜連携の促進や飼料自給率向上に繋がることから、管内における栽培適性を確認し、県内における子実とうもろこしの生産に取り組みます。

2 取り組み内容

 本県では、これまで子実用とうもろこしの生産と流通の事例がなく、令和2年4月17日に関係各者による全体打合せを実施し、取組概要の情報共有及び詳細内容の協議を行いました。6月3日、県畜産課・畜産試験場など関係者14名が集まるなか、複数の作物及び不耕起栽培に対応した高速汎用播種機を供試し、農業生産法人が播種作業を行いました。モデル生産ほ場は、大麦収穫後にプラウによる耕起処理部分と一部不耕起部分を設定しました。その結果、麦稈残渣が多い部分を除き、耕起・不耕起とも問題なく短時間で播種ができました。

3 今後の方向

 今後、収穫に向けて雑草対策等、栽培上の課題の洗い出しや、その対処方法を関係者一同で取組み、子実用とうもろこしの管内における栽培適性の確認し、生産と流通体制の構築を支援していきます。

高速高精度汎用播種機の写真
高速高精度汎用播種機

不耕起箇所播種具合の写真
不耕起箇所播種具合

播種作業の様子写真
播種作業

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