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12月 ナシの冬季せん定講習会開催~高品質なナシの生産を目指して~
更新日:2020年12月25日
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1 ねらいと背景
前橋市のナシは、沿道直売を主体にした観光果樹園として歴史があり、地域に定着しています。
ナシ栽培において、冬期の整枝せん定は収量、果実品質、作業性などに影響を及ぼす重要な作業です。例年、12月からのせん定シーズンを前に、JA前橋市果樹部会のナシ生産者を対象にしたせん定講習会を開催し、ナシの高品質・安定生産に取り組んでいます。
2 取り組み内容
普及指導課では、11月26日~12月7日にかけて市内5カ所の部会員のほ場で冬季せん定講習会を開催しました。講習会では前橋市のナシ主要品種である「幸水」や「豊水」のせん定方法について実技指導を行い、59名の生産者が参加しました。
本年の部会活動は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年より制限され、部会員が大勢で情報交換する事業は開催できず、このせん定講習会が初めての集合研修となりました。参加者からの積極的な質問や部会員同士の情報交換も活発に行われ、にぎやかな講習会となりました。
3 今後の方向
前橋市のナシ栽培は、高齢化や後継者不足が進行し、担い手の確保・育成が重要な課題となっています。今後、技術指導に加え、後継者のみならず新規参入者の就農支援体制づくりに関係機関と連携して取り組んでいきます。
冬季せん定講習会の様子
冬季せん定講習会の様子