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1月 前橋市富士見地区・大胡地区におけるサイレージ共励会の実施~飼料用トウモロコシ品質の向上に向けて~

更新日:2021年2月1日 印刷ページ表示

1 ねらいと背景

 畜産の生産コストの3~5割を占める飼料費は畜産経営を圧迫しており、自給飼料の生産は生産コスト削減のための重要な取組みとなります。特に酪農においては粗飼料の品質が乳質や乳量に反映されてしまいます。粗飼料の品質向上は、酪農経営の向上に繋がることから、普及指導課では、JA前橋市富士見地区酪農振興部会及び大胡酪農組合とともに、各組合員が生産したトウモロコシサイレージの品質向上に取り組んでいます。

2 取り組み内容

 富士見地区酪農振興部会では、12月8日に部会員がJA前橋市北部営農センターへ各自がサイレージのサンプルを持参し、生産状況等の情報交換を行いました。大胡地区酪農部会では、12月9日にJA・種苗メーカー・普及指導課で組合員を巡回しサンプル回収を行いました。2地区分のサンプルは、畜産試験場の協力を得て、臭い・色・感触に関する官能評価及び水分調査を行い、後日、普及指導課にてpH及びRQフレックスによる硝酸態窒素の測定を行いました。官能評価及び測定結果により各サンプルの発酵品質を採点・評価しました。
 富士見地区酪農振興部会では、審査結果及び講評をフィードバックすることで、次年度産の生産に向けて各組合員の検討材料としてもらいました。大胡酪農組合では、12月23日に組合員・JA・種苗メーカー・普及指導課の参集により共励会が開催され、採点結果の上位3名に対する表彰及び全体結果に対する講評を行いました。
 2地区合計18点のサンプルを評価した結果、一部で硝酸態窒素が高い物がありましたが、概ね良好な発酵品質のサイレージであり、7割弱の生産者が等級区分最良の「優」評価となりました。

3 今後の方向

 普及指導課では、低評価となった部会員または組合員を主として、生産段階から支援を行うことで、次年度の更なる品質向上を図ります。

サイレージサンプルの写真
サイレージサンプル

大胡地区酪農組合表彰の写真
大胡地区酪農組合 表彰

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