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【11月】促成キュウリつる下ろし栽培情報交換会を開催しました
JA佐波伊勢崎のキュウリ生産者を対象に、初めて「つる下ろし栽培」の情報交換会を開催しました。
1 ねらいと背景
促成作型で一部の生産者が実践しているキュウリの「つる下ろし栽培」はA品率が非常に高い一方で、つるを下ろす作業に時間がかかるため、多くの農家はなかなか取り組むことが出来ない状況でした。ところが平成29年3月に「なす・きゅうり選果場」が新設され、キュウリ農家の約7割が利用するようになって、選果選別や箱詰めにかかっていた労力が軽減されました。そこで、現在、つる下ろし栽培を行っている生産者と栽培希望者の情報交換の場を初めて設けることとしました。
2 取り組み内容
情報交換会は11月1日にJA佐波伊勢崎あずま営農センターを会場に、すでに栽培を実践している農家8名と栽培を検討している農家13名の計21名を対象に開催しました。
まず県農業技術センターの研究員からつる下ろし栽培の試験結果について、次に伊勢崎地区農業指導センターから、基本的なつる下ろし栽培管理のポイントを説明し、その後、実践している生産者から「我が家のやり方」「始める時の注意点」などについて発表してもらいました。
参加者にはご夫婦で参加する方や、つる下ろしが導入されていない地区からの参加もあり、参加者の関心の高さが伺えました。また、情報交換会が終了した後も実践している生産者の周りにみんなが集まり、活発な意見交換が行われました。
3 今後の方向
選果場の活用により品質、収量の向上や規模拡大などの意欲が高まっています。また高齢者の営農継続効果だけでなく、労働環境の改善など各農家の事情や目標に合わせた選択肢が生まれました。今後も指導センターでは選果場を核とした力強い産地づくりを推進してゆきます。
情報交換会の様子