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【12月】佐波伊勢崎農村生活アドバイザー興陽高校生へおきりこみの伝承
佐波伊勢崎農村生活アドバイザーが講師となり、県立伊勢崎興陽高校総合学科「食を科学する系列」1年生の総合実習で、「小麦粉(地粉)のうどん打ちの加工技術」として、郷土料理の「おきりこみ」をめん打ちから指導しました。
1 ねらいと背景
伊勢崎地区農業指導センターは佐波伊勢崎地区生活研究グループ連絡協議会と連携し、平成16年度~26年度まで郷土料理の技術伝承を目的に「佐波伊勢崎の味伝えます交流会」として、地元伊勢崎興陽高校と交流を図ってきました。今年度は興陽高校から総合実習の講師として依頼がありましたので、農村生活アドバイザー2名を講師に推薦して実習への準備をすすめてきました。
2 取り組み内容
12月8日(金曜日)、伊勢崎興陽高校農産加工室において、「食を科学する系列」1年生(44名)を対象にぐんまの郷土料理である「おきりこみ」作りを農村生活アドバイザー2名が指導しました。小麦粉は興陽高校で栽培した今年度産の「さとのそら」を使用し、めん作りの基本や「おきりこみ」の特徴を教え、生徒達は熱心に取り組んでいました。
実習後は試食しながら、意見交換を行いました。農村生活アドバイザーより、「昔の農家の女性は昼休みにうどんをねかせておき、夕方畑仕事を終えてすぐに作れる暖かくて栄養満点のおきりこみが農家の家庭料理として伝承されてきました。」と食文化を紹介しました。
3 今後の方向
今後も、地域の郷土料理や農産加工技術の伝承などを若い人たちへ伝授できるよう、農村生活アドバイザーを支援していきます。
実習の様子1
実習の様子2
出来上がったおきりこみ