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【12月】トマトセンター竣工式を開催~新型選果機を導入~
最新式の選果機の導入でJA佐波伊勢崎トマトセンターがリニューアルし、本格的な稼働にむけて竣工式が開催されました。
1 ねらいと背景
佐波伊勢崎管内のトマト生産では、他産地に先駆けて昭和47年に前進のトマト選果場が旧伊勢崎地区生産者30名により整備され、今回で3回目のリニューアルとなります。その間、JA合併等に伴い、現在の場所に平成17年にJA佐波伊勢崎トマトセンターが設立しました。今回最新式の選果機の導入で産地は決意を新たにトマト生産への意欲が高まっています。年間生産量1870トン(平成29年)の実績がありますが、今年6名が新規加入して利用組合員数が65名となり平成30年は1970トンの出荷を目指しています。
2 取り組み内容
選果機設備の更新工事を終え、平成29年11月15日に竣工式が開催されました。竣工式には、約70人が参加し、トマトセンタ-利用組合の木村組合長が、「新しい選果機の導入で作業の効率化、所得向上につながる。若手生産者が増えることに期待している」と抱負を語りました。新しい選果機は、毎秒3.6個の選果が可能(従来は毎秒2.4個)です。処理能力の向上に加え繊細なトマトの果実を傷つけない選果ができるため、より高品質なトマトの供給が可能となりました。また、設備更新にともない、需要が増えている1kg箱用のレーンを増設し、消費者ニーズにも対応しています。トマトは大変デリケートなため、機械による箱詰めは難しく、箱詰めは手作業で行いますが、スポットクーラーが新たに設置され作業環境も改善されました。
3 今後の方向
最新の選果機の導入で選果作業が効率化したため、出荷量の増加にむけて支援をします。また、A品率の向上や多収生産の達成にむけ、栽培管理の徹底を推進し、産地の維持発展を支援します。
竣工式の様子
スポットクーラの設置で作業環境も改善