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2月 神流町でカキの冬季管理講習会を開催
更新日:2019年3月28日
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要約
高接ぎ後の有望品種と蜂屋柿の適正管理を生産者に周知するために、神流町でカキの冬季管理講習会を開催しました。
1 ねらいと背景
神流町蜂屋柿生産者組合では、昨年の5月に豊産性の「平核無」と「刀根早生」を高接ぎ導入しました。来年以降の結実に向けて、生産者に適切な枝の管理を周知するとともに、従来の蜂屋柿のせん定講習も兼ねて冬季管理講習会を行いました。
2 取り組み内容
1月31日に、生産者組合役員を対象にカキの冬季管理講習会を開催し、組合員と神流町職員、計12名が参加しました。まず、今年高接ぎした枝の生育状況を生産者と確認し、来年以降の初結実に向けて、今年は枝を切り返すように指導を行いました。続いて、蜂屋柿の樹を用いて、せん定講習を行いました。カキは大木になりやすいため、上向きの強い枝を切り戻して、作業性を良くすることを重点的に指導しました。生産者からはせん定の仕方や冬季防除などの質問があり、来年度のカキ栽培に向けての意欲が伺えました。
3 今後の方向
来年度の栽培管理に向けて、防除講習会やケーブルテレビでの情報提供を行います。
また、有望品種の試食会の開催し、生果や干し柿での出荷、販売方法を検討していきます。
写真1 現地でのせん定の様子
写真2 高接ぎした有望品種の様子