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病害虫発生予察情報 第3号(令和4年6月予報)

掲載日:2022年6月7日 印刷ページ表示

病害虫発生予察情報 第3号(令和4年6月予報)(PDFファイル:414KB)

病害虫発生予察情報 第3号(令和4年6月予報 概要版)(PDFファイル:661KB)

予報の概要

予報の概要一覧
作物名 病害虫名 対象地域名 発生時期 発生量
作物全般 アブラムシ類 栽培地帯全域  
イネ ヒメトビウンカ 栽培地帯全域  
縞葉枯病 感受性品種栽培地帯
イネミズゾウムシ 栽培地帯全域  
果樹類全般 チャバネアオカメムシ 栽培地帯全域   やや多
ハダニ類 栽培地帯全域  
ナシ 黒星病 栽培地帯全域  
ナシヒメシンクイ 栽培地帯全域  
野菜・花き類 オオタバコガ 栽培地帯全域  
トマト・キュウリ コナジラミ類 施設栽培地帯全域  
キュウリ べと病 施設栽培地帯全域  
褐斑病 施設栽培地帯全域  
うどんこ病 施設栽培地帯全域  
アザミウマ類 施設栽培地帯全域  
夏秋ナス アザミウマ類 露地栽培地帯全域  
ハダニ類 露地栽培地帯全域  
ネギ ネギアザミウマ 露地栽培地帯全域  
夏秋キャベツ コナガ 高冷地栽培地帯  

※ 発生時期の空欄は連続発生を意味する

主な病害虫の発生予報

1 イネ

縞葉枯病
発生地域 発生時期 発生量
感受性品種栽培地帯

1 予報の根拠

  1. 令和4年2~3月に採取したヒメトビウンカ越冬世代幼虫のイネ縞葉枯ウイルス(RSV)保毒虫率の県平均は2.2%で、過去10年の平均値3.7%を下回った(令和4年3月17日発表 発生予察情報)。
  2. RSV保毒虫率が2.5%であった昨年のイネ縞葉枯病の発生は、平年並であった。
  3. 5月4半旬に県内12地点(定点)で行った麦類作付ほ場におけるすくい取り調査の結果、一部地域でヒメトビウンカの捕獲数が多かったが、県平均としては平年並であった(令和4年5月27日発表 発生予察情報)。
  4. 本年のヒメトビウンカ第一世代成虫の発生は平年並と予測される。

《発生しやすい条件:ヒメトビウンカのRSV保毒虫率が高く、ヒメトビウンカの発生量が多い場合。麦類作付けほ場における第一世代の発生量が多い場合、田植後の水稲への侵入が多くなる。》

2 防除上注意すべき事項

  1. イネ苗へのヒメトビウンカの飛び込みを防止するため、イネ科雑草が繁茂した場所や麦類作付ほ場付近での育苗を避ける。
  2. 発病株は伝染源となるので、早期に抜き取り処分する。
  3. イネ縞葉枯病感受性品種(コシヒカリ、ひとめぼれなど)を作付する場合は、本病を媒介するヒメトビウンカの防除を徹底する。

2 ナシ

チャバネアオカメムシ
発生地域 発生時期 発生量
栽培地帯全域   やや多

1 予報の根拠

  1. 1月に実施した越冬量調査では、本年の越冬量は平年より多い。
  2. 県内に設置したフェロモントラップについて、高崎市上里見町と高浜町、渋川市渋川御蔭において平年より早い4月から誘殺数が増加した。高浜町と渋川御蔭は5月の総誘殺数は平年を上回った。
  3. 県内に設置した予察灯について、前橋市と館林市において5月6半旬に誘殺数が急増し、誘殺数は平年を上回った。
  4. 向こう1か月の気象予報(6月2日発表)によると、平年と同様に曇りや雨の日が多く、平均気温は低い確率50%、降水量は平年並の確率40%である。

《発生しやすい条件:越冬量が多い年は、5~6月に平坦地で越冬世代の飛来が多くなる。》

2 防除上注意すべき事項

  1. 収穫期であるウメ、オウトウ、果実肥大期をむかえるモモ、スモモなどは特に注意する。ナシやリンゴでは、落花後から収穫期まで被害を受ける。6月下旬頃までは散発的であるが注意する。
  2. 果樹カメムシ類の飛来状況は園によって差があるので、園内をこまめに見回り早期発見に努め、飛来を認めたら早急に防除を行う。特に、夜間の最低気温が高くなると飛来する可能性が高くなるので特に注意する。
  3. カメムシ類は夜行性であるため、活動の鈍い早朝に薬剤散布を行うと効果的である。

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の発生予報一覧
作物名 病害虫名 発生時期 発生量 特記事項
作物全般 アブラムシ類   各種トラップへの誘殺数は平年並。
イネ ヒメトビウンカ   5月4半旬のすくい取り調査による捕獲数は平年並であるが、一部地域でやや多い。ヒメトビウンカに効果のある育苗箱施用剤を使用する。
イネミズゾウムシ   現在までの発生量は平年並であるが、一部地域でやや多い。イネミズゾウムシに登録のある箱施用剤を使用しない場合は発生に注意する。
果樹類
全般
ハダニ類   現在までの発生量は平年並。
ナシ 黒星病   現在までの発生量は平年並。
ナシヒメシンクイ   現在までの発生量は平年並であるが、フェロモントラップへの越冬世代の誘殺数は平年よりやや多い。7月に第二世代の発生のピークがあるので注意する。
野菜

花き類
オオタバコガ   現在までの発生量は平年並だが、一部地域でフェロモントラップへの誘殺数が平年よりやや多い。
トマト

キュウリ
コナジラミ類   現在までの発生量は平年並。
栽培終了後は施設外への飛び出しや次作への持ち越しを防止するため、施設内の株を枯死させ、施設を密閉して蒸し込み(40度、7日以上)を行い、施設内の虫を死滅させる。
キュウリ ベと病   現在までの発生量は平年並。
褐斑病   現在までの発生量は平年並。
うどんこ病   現在までの発生量は平年並。
アザミウマ類   現在までの発生量は平年並。
栽培終了後は施設外への飛び出しや次作への持ち越しを防止するため、施設を密閉して蒸し込み(50度、7日以上)を行い、施設内の虫を死滅させる。
夏秋ナス アザミウマ類   現在までの発生量は平年並。
気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見・早期防除に努める。
ハダニ類   現在までの発生量は平年並。
気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見・早期防除に努める。
ネギ ネギアザミウマ   現在までの発生量は多いが平年並。
作物名 病害虫名 発生時期 発生量 特記事項
夏秋キャベツ コナガ   現在までの発生量は平年並。
安中、渋川の育苗ほでのトラップへの誘殺数は平年並~やや少ない。
生育初期の防除を徹底し、初期密度を下げることにより、生育期中盤以降の被害拡大を防止する。

【コラム】施設トマト、促成キュウリ ~現在の施設栽培で発生している害虫を次作に持ち越さないために蒸し込みを行いましょう~

コナジラミ類やアザミウマ類を次作に持ち越さないために、栽培終了後は施設を密閉して蒸し込みを行いましょう。

【コナジラミ類】

  • 栽培作物の地際部の切断、適用薬剤による処理などで全ての株を枯死させます。
  • 施設を密閉し、蒸し込み処理(施設内気温40度以上、7日以上)を行います。

【アザミウマ類】

  • 栽培終了時の気温が高い時期の場合、施設を密閉し、蒸し込み処理(施設内気温50度以上、7日以上)を行います。
  • 気温が低い場合は株を速やかに枯死させ、1か月程度、施設を密閉します。

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