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蚊媒介感染症に関する対策会議

更新日:2018年6月19日 印刷ページ表示

群馬県では、デング熱などの蚊が媒介する感染症(以下「蚊媒介感染症」という。)の対策の検討や、実施した対策の有効性等に関する評価等を行うため、「群馬県蚊媒介感染症に関する対策会議」を設置しています。

平成30年度群馬県蚊媒介感染症に関する対策会議

概要

  • 日時 平成30年5月25日(水曜日)14時30分~16時00分
  • 場所 群馬県庁292会議
  • 出席者 委員11人、オブザーバー16人(保健所職員14人、衛生環境研究所職員2人)、事務局5人

議事

蚊媒介感染症対策に係るこれまでの経緯について

「蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針」において「重点的に対策を講じる必要性がある蚊媒介感染症」とされているデング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱の発生動向について事務局より説明した。

普及啓発事業、モニタリング調査等について

群馬県保健予防課、衛生環境研究所、前橋市、高崎市から平成29年度に実施した事業と平成30年度に実施予定の事業について説明。

今後の蚊媒介感染症対策について

事務局から「群馬県蚊媒介感染症対策指針(仮称)」の策定について提案。委員全員から了承を得た。

委員からの主な意見、質疑の概要

委員:蚊捕集調査を実施したある地点では平成29年に蚊が減ったとのことだが、蚊が減った要因として草刈りや水たまりを減らしたことがその要因と考えられるとのことだが、平成28年のデータはあるか。対策前後で蚊捕集数を比較したデータが欲しい。

委員:公園の木のウロに、水がたまらないようにしたとのことだったが、どのようにしたのか。
 衛生環境研究所:ウロを埋めたと聞いている。

委員:蚊の捕集調査について、CO2トラップ法は、数時間設置しているにも関わらず、捕集数が少ないようだ。ドライアイスでは蚊を引きつける力が弱いのか。ヒトのような成分で蚊を引きつけることはできるのか。
委員:CO2が無くても蚊を集められる商品が海外で販売されている。

委員:メスのほうが多く捕集されているようだが、なぜか。
委員:発生源近くだとオスが多く、遠い場所だとメスが多い。

委員:最近は、国内でデング熱等の発生がないため、(県民の)熱も冷めている。具体的データを示し、「蚊発生防止の対策をすると、成果が出る」ということをアピールすることが必要。

委員:学校保健医の立場から、児童や保護者への啓発、周知をお願いしたい。啓発の情報は教育委員会を通して周知いただきたい。

委員:子どもの保護者や妊婦に対して、ヒトスジシマカとアカイエカの違い、蚊が行動する時間の違い、忌避剤の効果、長袖の着用、靴下の着用など、具体的な情報を提供していきたい。

委員:啓発の輪をひろげて、具体的な予防対策がとれるような広報をしていきたい。

委員:年々、蚊媒介感染症対策が充実しており、委員の皆様に感謝申し上げる。県指針策定にあたっては、国内感染が起きたときに具体的な対応ができるよう、関係課、関係団体との調整を行っていく。

委員:地球温暖化に伴い、蚊の生息域が北上している。前橋市、高崎市を含めて、市町村の担当課が連携して対策を行っていくことが重要。

委員:地域住民の啓発が大事。「60cm以下の草むらに蚊がいる」など、具体的な数値を示して、わかりやすい情報提供を行っていただきたい。

委員:昨年度も、ブルーシートの水たまりに蚊が発生しているとの報告があったが、来年度は蚊が発生しやすい場所が無くなることを期待している。また、海外渡航者への啓蒙を行わないと、持ち込み例が防げない。流行地に行くときの具体的な対策について啓発した方がよい。毎年同じ啓発資材ではなく、今年度はもう一工夫してほしい。