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園芸支柱によるけがに注意!

更新日:2014年6月2日 印刷ページ表示

【2015年3月19日付けで、国民生活センターより注意喚起がありましたので、再掲載します!】

 ガラス繊維強化プラスチックによるけがに注意!-傘の骨やテントの支柱、園芸用ポールなどに使われています-(国民生活センターホームページ)<外部リンク>

 群馬県消費生活センターへ、「数年前に購入したトンネル栽培用園芸支柱を廃棄するために切断していたら、手のひらにチクチクした痛みを感じた。軍手では防げなかった。危険ではないか」との相談が寄せられました。商品を確認したところ、商品名や製造者名の表示はなく、素材も不明でした。

 商品テストを実施したところ、素材は、「ガラス繊維強化プラスチック」であることがわかりました。

相談品と同種類の園芸支柱の写真

園芸支柱の写真

ガラス繊維強化プラスチックの特徴

 ガラス繊維強化プラスチックは、ガラスでできた細く長い糸状の繊維(ガラス繊維)とプラスチックが混合されて作られています。軽量かつ強度のある素材で、プラスチックに対するガラス繊維の含有割合いによって強度を調整することができます。建築素材や浴槽、自動車部品等広く用いられています。

相談品を拡大した写真(20倍)
​相談品の拡大写真(20倍)

 身近な使用製品例として、

  • のぼり旗の横棒
  • 折りたたみ傘の骨
  • テントのポール

などがあります。

 ガラス繊維に触れると皮膚、目、喉、鼻等にかゆみや痛みを感じることがあります。

商品テストの結果

 数年間屋外に設置されていたため、覆っていたプラスチックが劣化して亀裂が入り、ガラス繊維が露出していました。
また、切断面を確認すると相談品の拡大写真のように、内側のガラス繊維がばらばらになり、皮膚に刺さりやすくなっていました

消費者へのアドバイス

ガラス繊維強化プラスチック製の園芸支柱を使用する場合には、次のことに注意しましょう。

  1. 製品に亀裂など異常がある場合には、使用せず、お住まいの自治体のルールに従って、速やかに廃棄しましょう。
  2. 切断などの加工は避けましょう。仮に切断する場合は、保護メガネ、防塵マスク、厚手のゴム手袋、長袖の衣類を着用して、目、鼻、口、肌を保護しましょう。
  3. 支柱の設置や撤去の際に支柱の端が跳ね上がり、目や皮膚にけがをする恐れがあるので、注意して取り扱いましょう。