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乳がんは、日本人女性が最も多くかかる「がん」で、生涯のうちに、14人に1人がかかると言われています。群馬県だけでも、毎年1,400人前後の方に乳がんが見つかっています。
しかし、治療技術の発達などにより、早期発見すれば、90%以上の方が治るがんです。
早期発見のためには、月に1度のセルフチェックと、2年に1度のマンモグラフィ検診(乳がん検診)を受けることが大切です。
このページでは、乳がんのセルフチェックの方法を紹介します。
鏡の前で両腕を上げて正面、側面、斜めを調べる。
乳がんセルフチェックの方法その1「見てチェック!」
乳がんセルフチェックの方法その2「触ってチェック!」
あお向けに寝て、調べる乳房側の肩の下にまくらやクッションを当てる。
乳がんセルフチェックの方法その3「寝てチェック!」
A(回答):生理のある方(閉経前)は、生理が終わった4~5日目がおすすめです。
この時期がもっとも乳房が張らない時期で、しこりを発見しやすいからです。毎月、セルフチェックをしているうちに自分の乳房の普通の状態がわかるようになります。
A(回答):何か異常を感じたら、怖がらずに、医療機関で診察を受けましょう。
乳がんの自覚できる症状としては、「しこりに触れる」「エクボのようなひきつれができる」「血の混じった分泌液が出る」「乳頭や乳輪部分に湿疹やただれができる」「乳房が赤くなる」「熱をもつ」「腫れる」「わきの下にしこりができる」などがあります。
A(回答):乳がんが心配になった時には、「外科」「乳腺外科」「乳腺内分泌外科」といった、専門の診療科のある病院や診療所で早めに診てもらいましょう。
A(回答):乳がんにかかる人は、30代から増加しはじめ、40代、50代は特にかかりやすい年齢です。
40歳になったら、2年に1度はマンモグラフィ検診(乳がん検診)を受けましょう。
マンモグラフィ検診とは、乳房エックス線検査、わかりやすく言うと「おっぱいのレントゲン」のことで、手で触っても気がつかない小さながんを見つけることができます。この検査は、40歳以上の方が2年に1度受けることがすすめられています。(若い人では、乳腺が発達しているため、検査をしても乳がんが判別しにくい場合があります。)
2年に1度の大切な習慣 マンモグラフィ検診(乳がん検診)
あなたの体を大切に!お住まいの市町村で実施しているマンモグラフィ検診(乳がん検診)を受けましょう。
市町村の実施する検診には助成があり、わずかな自己負担額(500円~1,000円程度)で受けることができます。
※しこりや乳首からの分泌物の症状の全てが、乳がんというわけではありません。しかし、何か異常を感じたらすぐに医療機関で診察を受けましょう。