本文
総務企画常任委員会(平成23年)
総務企画常任委員会 委員長 中島 篤
中島篤委員長
総務企画常任委員会に付託されました議案の審査経過と結果についてご報告申し上げます。
はじめに第1号議案「平成23年度群馬県一般会計予算」について次のとおり質疑されました。
総務部関係では、「県立女子大運営管理事業」について、大学法人化の検討状況や経営改革の取り組みについて質疑されました。
また、「地域調整費」については、22年度に比べ減額した根拠が質され、地域からの要求に迅速に対応することができる、県民局の機能強化について議論が交わされました。
企画部関係では、「企画推進事業」について、企画会議の開催状況や部局間の調整について質疑されました。
また、「総合政策推進事業」については、新規事業である国際戦略策定のきっかけは何であったか、海外への進出拠点をどこに置くかなど質疑されました。
さらに「科学技術振興事業」ついては、EV車の開発に対する県内自動車産業の反応はどうか、新たな産業や雇用に繋がる戦略はあるか、など質疑されました。
次に第18号議案「群馬県特別会計設置条例の一部を改正する条例」については、特別会計を廃止し一般会計から基金に積み立てることの効果や、群馬県災害救助基金はどの程度必要であり、どのように使われるか質疑されました。
続いて第47号議案「平成23年度群馬県水道事業会計予算」については、県央第一水道の大規模改修事業の内容や工事の進捗率、さらには、企業局では事業ごとにストックマネジメントの観点から施設を管理しているかどうか質疑されました。
また第48号議案「平成23年度群馬県団地造成事業会計予算」については、多田山地区の産業団地造成の今後の予定が質され、前橋市や伊勢崎市との連携・協議はどのように進めているのか、来年度の事業内容はどのようか、なぜ産業団地として造成を進めるのか、など議論が交わされました。
そのほか産業系団地の販売仲介手数料制度については、最近の活用状況と今後の見込みが質され、今月の北関東自動車道の全線開通を追い風に、この制度を他県の業者にもPRし、より多くの分譲に繋げる施策などが議論されました。
最後に、第52号議案「平成22年度群馬県一般会計補正予算」について、歳入では、法人事業税の増収はどのような分野か、歳出では「地域振興調整費」の減額はどの地域か、などが質疑されました。
以上で質疑を終了し採決した結果、本委員会に付託されました全ての議案は、全会一致をもって原案のとおり可決、承認すべきものと決定いたしました。
請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
また意見書については「衆議院小選挙区選出議員の選挙区の早期見直しを求める意見書」について、全会一致で、発議することを決定いたしました。
なお、議案に対する質疑のほかにも、委員会の所管事項について、各般の議論が交わされましたので、以下その主な項目について申し上げます。
総務部関係では、
- 組織改正について
- 指定管理者制度のあり方について
- 時間外勤務の縮減について
- 県有財産の利活用推進について
- 私立幼稚園の特別支援教育について
- 収入未済額縮減対策について
- 農業に係る軽油引取税の課税免除について
- 住民基本台帳カードの普及について
- 投票所のバリアフリーについて
- 災害時要援護者対策について
- 自主防災組織について
また、企画部関係では、
- 国際戦略の策定目的と国際戦略係の役割について
- 地域ブランド力調査について
- ぐんまのイメージアップについて
- 科学技術振興室のあり方について
- 地域結集事業の特許所有権について
- 新エネルギーについて
- ぐんま総合情報センターの集客策について
- 県広報の将来像について
- 県広報紙を見てもらうための工夫について
- 障がい者向けの広報について
- コミュニティーFM支援について
- 地デジ対策について
- 外国資本の森林売買について
最後に企業局関係では
- 前橋ゴルフ場の運営と指定管理者の選定について
- 群馬県企業公社の解散について
以上が質疑された主な項目であります。
以上、申し上げて委員長報告といたします。