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厚生文化常任委員会(群馬県子ども・若者計画について ほか)(平成24年11月22日)

1.開催日時

 平成24年11月22日(木曜日)9時04分~9時56分

2.開催場所

 402委員会室

3.出席委員

 委員長:星名建市、副委員長:岸善一郎
 委員:中沢丈一、委員:田所三千男、委員:塚原仁、委員:橋爪洋介、委員:後藤克己、委員:吉山勇、委員:酒井宏明、委員:安孫子哲

4.欠席委員

 なし

5.主な質疑

(1)「群馬県子ども・若者計画」について

質問:群馬県子ども・若者計画は文教警察常任委員会にも諮るのか。付託されるのは厚生文化常任委員会だけか。

答弁:文教警察常任委員会では審議していない。

質問:「2 子ども・若者の現状」で、「父親とよく話をする」とあるが、なぜ父親なのか。

答弁:意識調査では母親もとっており、当然、母親と会話の多い子もある。ただ顕著に表れているのが父親であったため、概要を作るに当たり父親を取り上げたものである。

質問:年齢を広げたことについてその意味は何か。

答弁:普通ならば高校等を卒業し社会に出て一人前にできるという考え方である。ところが、社会に出ても仕事を直ぐに辞めてしまう。あるいは就活がうまくいかず、優秀だった子が自分に自信を失い引きこもってしまう。あるいは仕事そのものがうまくいかずに自信喪失して辞めてしまうなど、様々な要因があると思うが、そういった若者達を支援する仕組みが今はない。国も青少年という括りだけでなく、もっと広げて考えていこうとしており、引きこもりの年齢もかなり高齢化しているので、そこまで広げて考えていこうということである。

質問:委員会審議するに当たり、教育委員会や警察関係の答弁者も必要ではないかと思うがどうか。

答弁:計画策定にあたっては義務教育課、高校教育課、関係課と詰め、協力して作成している。

質問:この件に関しては比較的、生活文化部よりも教育委員会の占める比重が結構高いのではないかと思う。部分的なものでなく、教育委員会の比重が大きいかと思うが、その辺の認識はいかがか。

答弁:青少年健全育成計画の流れも汲んだ計画であり、警察、教育委員会の他に、引きこもり、虐待等もあるので健康福祉部も関係している。ニートに関しては産業経済部も担当しており、幅の広い所管の題材を扱っている計画だと思う。

質問:対象が40歳未満であるが、40歳は若者なのか。病気などの関係で捉えるのが40歳までとなれば、この若者というのは自分には関係ないということにならないか。社会通年上、若者といったら20歳、30歳前までかと思う。合わないのではないかと思うがどうか。

答弁:年齢の規定については国が定めているものをそのまま適用している。
 社会に出て自立した時点で大人である。だから大人になりきれないでいる若者が非常に多いと理解してもらいたい。一律に何歳までを若者にするという考え方でなく、この計画の考え方は、社会的自立にとって色々な年齢、発達段階に応じて、自己肯定、要するに自信を持たせるような働きかけが必要だという考え方を色々な分野で書いているということである。社会に出て働いて、自分で生活が自立できれば、18歳でも19歳でも大人だと思う。そのようにしていく必要があるのではないかという考え方である。

質問:成人式が20歳で、成人したら大人だと思う。曖昧に引きこもりになっているからとか、もう大人だからということを基本に、大人でないからこういうのをつくるのだが、お前はもう大人なんだというものをもっと重要視したものを、その辺の基本をしっかりと計画の中で、盛り込んでもらえばと思う。

答弁:いわゆる大人になるということは、家庭を持ち、子どもを持つことで一人前の大人になると考えている価値観があったと思うが、今はない。
 今回の計画には青少年健全育成という部分もあり、立派に成人式で大人になれる、そういう子どもを育てるという部分もこの中に盛り込んである。立派に社会人として、地域社会あるいは働く中で貢献できる人材を育成していくという部分の計画もあるので、その部分でしっかりとした子どもを育て、立派に自立できる子どもを育てるということはしっかりと書き込んでいきたい。

質問:全国の状況はどうか。また、数値目標を設定する予定はあるか。

答弁:まず数値目標の考え方だが、この計画自体には具体的なものは書かないと考えている。実行計画や個別の事業の中で、数値目標を掲げているものについては公表していきたいと考えている。他県の状況だが、全国では30道県で策定している。

質問:「青少年」といった場合には30歳以下、範ちゅうでは10歳代から20歳代になると思う。そういう意味では教育委員会の所管であり、その中で議論する必要があると思う。

答弁:教育委員会においては教育振興基本計画を策定しており、学校教育でどのような取組みをするのか、生きる力をどう育んでいくかについて取り組んでいる。私どもは、教育委員会が基盤づくりとしてしっかりやっていることを理解した上で、その外側として、地域や家庭、社会がどうあるべきかという健全育成の考え方を、非行防止や有害環境を取り除くだけでなく、もっと視野を広げて子ども・若者の育成支援のために、どう働きかけをしたらよいのかという考え方を盛り込みたいと考えている。

質問:「ひきこもりの原因」で「病気」が原因でというのがある。病気について、どういう捉え方をしているか。

答弁:はっきりと病名について、何が該当するかは承知していない。

(2)県立障害者リハビリテーションセンターの改修について

質問:本体の見通しが付いてからの改修では間に合わないのか。本体の見通しが付かない、いくらかかるのか分からない中で、着手すればその方向に向かってしまうのではないか。

答弁:今廊下で脱衣している部分を改善するような形で、なおかつ二重投資にならないような改修。今入所している方の生活状況の最低限の改善ができればという形で考えている。

質問:部分的に改修するということだが、それを基本に直していこうかという話になる気もする。全体的なものをしっかり踏まえた上で改修を考えているということでよろしいか。

答弁:全体的な計画をきちんと示す中で、当初予算における議論で指摘していただければと思う。全体の方向性と整合性を図り、いたずらに橋頭堡を作ったからその方向でということでなく、最低限の生活の利便を確保するという意味で対応できたらと思っている。当該部分が2年先、3年先に撤去とならないよう、全体の見直しの中でとけ込ませられたらと思っている。


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