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厚生文化常任委員会(追加提出議案:病院局関係)平成25年3月19日

1.開催日時

 平成25年3月19日(火曜日)12時29分~12時56分

2.開催場所

 402委員会室

3.出席委員

 副委員長:岸善一郎
 委員:中沢丈一、委員:田所三千男、委員:塚原仁、委員:橋爪洋介、委員:後藤克己、委員:吉山勇、委員:酒井宏明、委員:安孫子哲

4.欠席委員

 委員長:星名建市

5.主な質疑

(1)第84号議案「群馬県病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」について

酒井委員
 病院管理者を置かず、部長級の局長を置くことでそれに替えるという改正であるが、この間の実績も踏まえてどう考えているか。

瀬古病院局総務課長
 平成15年の病院局設置当時11億円ほどの赤字があり、平成19年には25億円と大幅な赤字額の状況があった。その中で病院管理者を中心に経営改善に取り組み、平成23年度には赤字額6億3千万円まで減少した。また、がんセンターの婦人科休診に対する体制整備などにも努めた。来年度は、心臓血管センターにハイブリッド手術室を設置するなど、施設整備等で医療の向上や経営改善に資するものについて、病院管理者を中心に病院経営全体の改善に努めてきた。

酒井委員
 今度はそれぞれの病院長の役割が重くなってくると思う。その辺りの不安を解消するための担保となるものはあるか。

瀬古病院局総務課長
 今後の病院経営をめぐっては、収支を改善させるためにも医師の確保や地域医療連携が非常に重要となる。今後院長中心で動いていく中で、今まで以上に取り組んでいきたい。

酒井委員
 病院管理者として、これまでの振り返りと今後の病院局への期待はどうか。

小出病院管理者
 看護師長との意見交換会や医局の先生と話す中で、それぞれの病院の課題や今後の対応への意見ももらった。一番の成果として、看護師の勤務態勢が厳しいという状況を改善するために平成22年度に看護師等を120名ほど増員する条例改正を行い、結果的にそれが職員のモチベーションをあげることにも繋がったところである。今後病院局長がトップに立つわけだが、トップに立つ人がどういうマネージメントをして、どういう対応をしていくかに、今後に期待をしたい。

橋爪委員
 病院局が独立した当時、慢性的な赤字体質など県政の重要な課題という認識であったが、赤字の改善や組織の立て直しなどを実現したことは県政にとって大きな功績である。こうした改善が逆戻りしないよう、病院管理者の所見を伺いたい。

小出病院管理者
 事業的な観点では、群馬大学とどう連携していくかが大きな課題であった。群馬大学と密に交流する中で、群馬大学の先生方も行政に対する期待も含め、医師の派遣についても非常に前向きに考えてくれるようになった。平成19年、20年にはがんセンターの婦人科が2年間休診になり、収入への影響はもちろん、医療への対応ということでも大きな課題になった。しかし、知事を含めた県政が地元の群馬大学とどういう風に連携できるか期待していることを確認し、群馬大学から医師の再派遣をしてもらい、今日まで来ているところである。こういった流れを今後も継続していければと思う。
 病院長を含め、各病院の職員各々が前向きに対応すること、チームワークやコミュニケーションが大切と言う話をしてきた。そういった体制づくりが今後も必要であると考える。各病院の院長が今後いかにマネージメントできるかが大きな課題だと考えている。


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