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環境農林常任委員会(平成25年4月23日)

1 調査目的

 環境農林常任委員会所管事項より食料・農業・農村振興対策及び林業振興対策について、県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

2 調査期日

 平成25年4月23日(火曜日)

3 調査項目

(1)群馬用水土地改良区(前橋市・渋川市)

 群馬用水は、矢木沢ダムや奈良俣ダム等を水源として農業用水と水道用水を供給する施設であり、取水は沼田市岩本地点の利根川右岸から行い、赤榛分水工で赤城幹線と榛名幹線とに分水し、分水口・揚水機場等を経由して用水の供給を行っています。
 農業用水は、赤城山南麓や榛名山東麓の農業地帯のうち、前橋市など7市町村の耕地の畑地かんがいや田畑輪換、既成田補給のための用水を供給し、水道用水は、前橋市、高崎市、渋川市など8市町村に供給しています。
 土地改良区では、公団営幹線水路や県営事業等で造成されたものを含め、通水に伴い事業完了地区から順次管理の体制に入ったが、関係市町村の増加や広大な受益面積のため十分な管理体制が取れないことから、昭和45年に関係市町村の協力を得て、土地改良区の下部組織である17管理区を関係市町村ごとに立ち上げ現在も維持管理にあたっています。
 ついては、今後の農業振興の参考とするため、当該施設の現状等について調査を行いました。

写真:群馬用水「上野田開水路」 群馬用水管理事務所職員から説明を受ける
群馬用水「上野田開水路」 群馬用水管理事務所職員から説明を受ける

(2)群馬県林業試験場(北群馬郡榛東村)

 林業試験場は、豊かな森林を後生に引き継いでいくことと併せ、森林の多面的機能を高度に発揮させていくために、森林の育成・整備技術の開発を行うとともに、循環型資源としての「木材」を有効に活用するために、県産材の加工や利用技術の向上などの課題に取り組んでいます。
 また、中山間地域の経済的基盤の充実のため、きのこ栽培技術の改良・開発のほか、福島第一原発事故を受けてのきのこの放射性物質に関する研究にも力を注いでいます。
 さらに、近年、顕在化している野生獣類による生物多様性被害の要因解明や、効率的な捕獲技術など、野生動物の適正管理に資する調査・研究を進めています。
 なお、敷地内には県内で唯一の「野鳥病院」も併設されており、県内各地で保護された年間で数百羽に及ぶ野鳥も収容されています。
 ついては、今後の林業振興や野鳥保護の参考とするため、同試験場における取り組み等について調査を行いました。

写真:林業試験場「きのこ棟」で放射性物質検査実演を視察
林業試験場「きのこ棟」で放射性物質検査実演を視察

写真:林業試験場「木材加工技術センタ-」前にて
林業試験場「木材加工技術センタ-」前にて

4 出席委員

 副委員長:高田勝浩
 委員:腰塚誠、委員:塚越紀一、委員:久保田順一郎、委員:星野寛、委員:新井雅博、委員:水野俊雄、委員:金子渡


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