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文教警察常任委員会(教育委員会関係)(平成24年11月22日)

1.開催日時

 平成24年11月22日 10時00分~11時25分

2.開催場所

 302委員会室

3.出席委員

 委員長:井田泉、副委員長:臂泰雄
 委員:中村紀雄、委員:須藤昭男、委員:大沢幸一、委員:狩野浩志、委員:大手治之、委員:金井康夫、委員:藥丸潔、委員:小川晶

4.欠席委員

 なし

5.主な質疑

(1)高校における道徳教育について

質問:道徳教育が授業時間として設定されていない現状において、各教科や科目の中で教えることについてのコンセンサスは得られているのか。

答弁:「総合的な学習の時間」では「生き方・在り方に関する学習」を58校で行っている。また、全ての学校でキャリア教育を通じてよりよい生き方について考えさせている。加えて、授業中の生徒指導では、マナーや規律などを徹底して教えている。

質問:定時制高校においては、道徳教育をどのように行っているのか。

答弁:各校では生徒の実態に応じ、家庭的な雰囲気の中で、道徳教育を適切に推進しているものと認識している。

質問:道徳教育の質は、教員個人の資質によって左右されると思う。質を担保するための制度はあるのか。また、教員への研修はどうなっているか。

答弁:全ての学校の道徳教育担当者を対象に研修を行っている。これにより質の担保をした上で、各学校における校訓などにより、それぞれの学校独自の道徳教育が実践されることを目指している。

質問:道徳教育についての評価はどうなっているのか。

答弁:道徳教育に係る評価については、生徒の人格そのものをみなければならない。調査書の基本的生活習慣等の記述は、道徳教育の評価と捉えることができる。

(2)高校の入学者選抜について

質問:前期選抜の募集人員は、10~50%の範囲で各学校が設定しているようだが、県内全体での前期選抜の合格者数とその割合はどれくらいか。

答弁:平成24年度入学者選抜における前期選抜合格者数は6,168人である。また、連携型選抜で尾瀬、万場、嬬恋で64人合格している。後期選抜の合格者数は7,527人である。合格者数の割合は前期が45%、後期が55%である。

質問:有識者会議は、構成メンバーによっては非常に偏ってしまう場合がある。自分の子弟が関係しているような場合は排除するなど、客観性を持った有識者会議を作ってほしいがどうか。

答弁:いろいろな分野、年代、地域の方々、また、県議会議員にもお願いすると思うが、極力落ちがないような構成を工夫していきたい。

質問:前期選抜・後期選抜の定員枠は、来年度の有識者委員会における検討の中で議論できるのか。

答弁:定員枠についてもご意見をいただく予定である。

質問:前期・後期の選抜は、基本的には前期を受け、不合格になった人が後期を受けるという形か。それとも全員が前期選抜を受ける形になっているのか。

答弁:前期選抜については、自分が一番志望する高校を受検している。一部出願しない生徒もおり、後期の学力検査だけ受検する生徒もいる。

質問:高校側の一方的な議論だけではなく、中学校がどういう教育をするのか、どういう教育をして高校に送ってもらいたいのか、という話し合いがきちんとできていることが重要である。中高の連携をより強く取っていくべきだと思うが、いかがか。

答弁:中高の連携は大切であると考える。中学校の教育についても十分配慮していかなければならない。有識者会議については中学校代表の方にも来ていただき、協議していきたい。

(3)高校の再編整備・共学化について

質問:高校の再編整備については、同窓会の感情論ではない地元の意見を踏まえつつ、子どもたちの目線に立って、大義に基づく再編整備を行うべきと考える。今後の改革に向けた決意を伺いたい。

答弁:平成25年度に高校教育改革に係る全県的な課題を検討する有識者会議を設置するが、そこでは、「子どもたちのために」というところから議論を始める予定である。同窓会の感情論ではなく、大前提を踏まえて進めていきたい。

質問:再編整備において、最も困難なのは同窓会対策であり、客観性を持ちつつ、私情に流されないことが大切である。また、市町村の意見も聴いておくべきであると考えるがいかがか。

答弁:地区別の検討委員会等において、地区の意見を聴取しているところである。地元に足繁く通い、顔を合わせて信頼関係を築きつつも、受入れ不可能な意見には毅然として対応し、子どもたちにとってどのような再編が望ましいのかを考えていきたい。

質問:沼田・利根地区の再編整備の現状について伺いたい。

答弁:沼田高校、沼田女子高校及び利根実業高校については、適正規模が見込まれる限りは存続していくという方向である。先日、沼田高校を訪問し、校長、同窓会長及びPTA会長と意見交換を行ったところであり、今後も、沼田・利根地区の状況を注視していきたい。

質問:埼玉、栃木、群馬など北関東圏を中心に残る男女別学校だが、共学化の流れは全国的に見てどうなっているか。

答弁:福島県、宮城県での共学化の後、ここ数年は逆に、私学を中心に別学校を再評価する声も出ている。埼玉県などでも、別学の利についてある程度認めている様子がうかがえる。


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