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厚生文化常任委員会(動物愛護センターの設置について)平成25年4月25日

1.開催日時

 平成25年4月25日(木曜日)9時29分~10時29分

2.開催場所

 402委員会室

3.出席委員

 委員長:星名建市、副委員長:岸善一郎
 委員:中沢丈一、委員:田所三千男、委員:塚原仁、委員:橋爪洋介、委員:後藤克己、委員:吉山勇、委員:酒井宏明、委員:安孫子哲

4.欠席委員

 なし

5.参考人

 (公益社団法人)群馬県獣医師会会長:木村芳之

6.主な質疑

(1)動物愛護センターの設置について

中沢委員
 民間で動物ふれあいの機能がカバーされているので、組み込まないということであるが、県内に民間の施設はどれくらいあるのか。

後藤衛生食品課長
 ふれあいが実施できる施設が6ヶ所、展示等を行っている施設が4ヶ所、ドッグランがある施設が10ヶ所ほど整備されている。

中沢委員
 会長として、理想の動物愛護センターをどのように捉えているか、県が考えているものでカバーできるか。

木村会長
 ドッグランや展示施設、映像・模型を用いた啓発施設は効果が薄いかと思う。県のはうまく集約してあると思うが、収容した犬・猫の感染症のコントロールを考えるとスペース的に心配な部分がある。

酒井委員
 引取りについては、犬・猫だけで、ウサギなどの小動物は対象外か。

後藤衛生食品課長
 犬と猫が対象で、それ以外は引き取っていない。

酒井委員
 民間でできることは民間ということだが、啓発事業についても積極的に取り組むべきと思うが、位置づけはどうなっているのか。

後藤衛生食品課長
 限られた予算の中で行政が何をしなければいけないのかという視点で検討した結果、目先の動物をかわいがるのではなく、動物の命を大事にする心を育てる動物愛護教育を主眼とした。

大澤食品安全局長
 ふれあいや模型の展示はしないが、動物愛護教育に力を入れた行政に転換したい。

酒井委員
 法改正により行政の役割が増大しており、動物愛護を更に進めるには、施設面が弱いのではないか。

後藤衛生食品課長
 譲渡対象で30頭程度を飼養、収容で10頭程度できる施設を考えており、十分対応可能である。なお、処分施設や展示施設を除いた収容施設だけでみれば、近県と比べても遜色ないと考えている。

大澤食品安全局長
 人員を集約し、組織的な啓発を行うための拠点を作るということである。

酒井委員
 獣医師会の意見を踏まえた建設が必要であり、集約をするにも財政的、人的体制を位置づけていかないと不十分なまま終わってしまう危惧があるがどうか。

大澤食品安全局長
 検討委員会で意見を伺った結果、拠点を作って啓発を進めていく必要があるため、拠点施設を作るということである。

岸副委員長
 動物指導班を3保健福祉事務所に設置するということだが、収容した動物はどうなるのか。また、中核市は別か。

後藤衛生食品課長
 4日間収容し、譲渡に適するものは動物愛護センターに、適さないものは動物管理センターに運ぶということで考えている。中核市は含まれていない。

橋爪委員
 県と関係団体の考え方にずれがあるのではないか。食肉衛生検査所の施設を使い、ふれあいや展示等はやらないということだが、他県の施設で結果が出ていないからやらないということなのか。

後藤衛生食品課長
 ふれあいについて、結果が出ていないとは言えないが、リピーターを呼べるようなものではないと聞いている。群馬県では、動物ふれあい教室を平成10年から獣医師会に依頼して実施してもらっている。

橋爪委員
 ここ数年、動物ふれあいの関係は、フェスティバルの予算もカットされて、要望は出されているが復活しない。動物愛護センターについては、どの程度の予算規模か。

後藤衛生食品課長
 350平方メートル程度なら、1億5千万円程度と考えている。

田所委員
 中途半端なセンターを作ると、動物が好きではない人にとっては鳴き声がうるさくてとなる。動物が好きな人はどれくらいいるものなのか。

木村会長
 群馬県は、非常に動物の飼育世帯数が多く、犬は4世帯に1頭飼育されていて、ブリーダーも多い。

田所委員
 インドで狂犬病が多いのは、野犬が多いからか。日本で狂犬病が再発する可能性はあるのか。

木村会長
 そうである。ボーダーレスな時代になっており、日本への侵入の可能性はあると思う。


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