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西部環境森林事務所 八木 千聖
掲載内容については、平成31年3月現在の情報です。
環境保全関係のうち、工場などから生じる排水や排気ガス等を規制する、大気汚染防止法、水質汚濁防止法や土壌汚染対策法に関する業務を担当しています。法令に基づき、対象施設が適切に管理、点検等されているか、立入検査や書類審査等により確認しています。また、対象施設に関しての苦情や水質汚濁事故などの対応においては、原因究明と原因者への指導等を行うこともあります。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成27 年度 |
中部環境事務所 | 1年目は大気汚染防止法や水質汚濁防止法に係る環境保全業務を担当し、工場等の対象施設への立入検査や書類審査等を通して、実務経験を得ることができました。 2年目は、環境保全業務に、自動車リサイクル法に関する業務が加わり、書類審査や立入検査等を実施しました。 |
平成29 年度 |
現所属 | 「1 現在の仕事」のとおり |
工場から河川や土壌に有害な物質が漏洩した場合には、飲料水となる下流の上水道だけでなく、県民や県外の方々の生活にも影響を及ぼす可能性があります。そういった事態を未然に防ぐために、立入検査等を通じて、環境を守る役割を担っています。万が一の事態になったときには、短時間で原因の究明と適切な対応をとる必要があるため、厳しいときもありますが、今後の影響の大きさを考えると、責任とともに強いやりがいを感じます。
採用前は、比較的男性が多く子育て中の女性の活躍の場は限られると思っていました。
しかし入庁してみると、希望すれば女性職員でも様々な分野の業務に挑戦できる職場の雰囲気があると感じました。実際に、試験・研究に長期にわたり積極的に取り組み、多くの成果を残している化学職の女性先輩職員もいます。
公務員は、比較的ゼネラリストとして経験を積むと言われますが、県職員の中でも、化学職はゼネラリストとスペシャリストの両面を求められる職種だと思います。
化学職の業務全般に対応できるゼネラリストになることはもちろんですが、今までの所属での環境行政の経験に加え、今後はさらに分析業務や廃棄物関係の業務経験を積むことで、環境分野のスペシャリストを目指していきたいです。
ひとつは、民間企業よりも社会貢献性が強く、幅広く環境行政に関われるのは、県職員であると思ったからです。
また、群馬で育ちましたが、大学時代に県外に一度出たことで、山に囲まれた自然豊かな群馬の魅力を再認識しました。その群馬に貢献したいという思いで群馬県職員を志望しました。
乳幼児2児の子育てをしながらの受験で勉強する時間があまりとれなかったため、市販の問題集をまずひととおり解いて、傾向を把握してから勉強するなど、集中的に効率よく試験対策をするよう心がけました。また、自分の言葉で意見を言えるよう、経験や考え方を整理し、面接試験の準備をしました。
化学職の仕事は、環境保全や試験・研究業務など多岐にわたり、群馬県の環境を縁の下で支えるような仕事が多くあります。
化学の知識を生かして、群馬県のために力を発揮してみませんか。
河川敷で水質検査のための採水をしている様子