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コンベンション施設整備課 田村 亮
掲載内容については、平成31年3月現在の情報です。
高崎駅東口に整備を進めているコンベンション施設「Gメッセ群馬」の建築工事監理を担当しています。Gメッセ群馬は、約11ヘクタールの敷地に、1万平方メートルの展示ホールと最大17室の会議室、2万平方メートル超の屋外展示場を備えた施設で、県有施設の建設工事としては県庁舎建設工事以来の大規模プロジェクトです。
2020年春の開業に向けて建設工事が進むなか、日々現場に赴き、工事内容の確認のほか、施工業者や地域の方など関係者との連絡調整等を行っています。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成24年度 | 前橋土木事務所 | 建築確認申請や開発許可の書類審査、完了検査を担当しました。また、審査業務の傍ら、設計事務所や業者からの建築に関する相談に応じていました。 |
平成26年度 | 建築住宅課 | 県有施設の建築工事の設計や積算、工事監理を行いました。設計から竣工まで、建築物をつくる一連の流れを学ぶことができました。 |
平成29年度 | 現所属 | 「1 現在の仕事」のとおり |
建築職の魅力は、県有施設の整備を行う営繕業務や、建物を建てる際の確認申請審査等の許認可業務、また、住宅政策、都市計画など幅広い業務に携われることだと思います。
業務が多岐にわたる分、関係法令や現場監督に必要な知識など、学ばなければならないことも多いですが、新しい業務を経験する度に、仕事の幅が広がり、成長を実感することができます。
また、自分の携わった仕事により、県民の方々の生活環境をより良くすることができる点に、大きなやりがいを感じることができます。
建築職の業務の幅広さと奥深さに驚きました。採用前は建築の知識があれば業務ができるものと考えていましたが、働いてみると、大学では習わなかった様々な法令などが関係し、幅広い知識が必要だと知りました。
また、社会の変化に応じて制度や法令も変化していくので、新たな知識を身に付けるために常に勉強する姿勢が必要だと感じました。
建築物をつくる側に立ってみて、空調や照明などの建築設備と建築構造に関する知識を身に付けておく大切さと、自分の知識の少なさを痛感しています。今後は、設備と構造に対する知識や経験を深めていきたいと考えています。
また、建築以外の行政分野に関しても広くアンテナを張り、普段の生活のなかで行政全般に対する問題意識や好奇心を持ち続けることで、より県民目線で物事を考えられる県職員になりたいと考えています。
当初は民間企業への就職を考えていましたが、就職活動中に起きた東日本大震災をきっかけに、それまで学んできた建築の分野で、出身地である群馬の人々が安心して暮らせるまちづくりに貢献したいと考え、そこから方向転換しました。市町村とも悩みましたが、より大きなフィールドで仕事がしたいと思い、群馬県職員を志望しました。
受験勉強を本格的に始める前に筆記試験や論文試験に関する情報収集を行い、重点を絞って効率よく勉強することを心掛けました。また、面接試験対策として、新聞やインターネットなどを利用して社会情勢や建築に関する話題を把握し、自分なりの考えをまとめました。
建築職は、県民の方々の安全な暮らしや快適な住環境づくりに関わる責任ある仕事ですが、その分、やりがいや達成感を得ることのできる魅力的な仕事だと思います。建築の仕事を通して、安全・安心で暮らしやすい群馬県を一緒につくっていきましょう。
立体駐車場床面の配筋を確認している様子