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林政課 中野 咲人
掲載内容については、令和2年3月現在の情報です。
森林法に基づき都道府県が策定する「地域森林計画」に関する業務を担当しています。地域森林計画は、森林が持つ水源の涵養、災害の防止、健康増進や文化としての自然観の形成など多面的な機能を損なうことがないよう、計画的かつ適切な森林の整備・保全を行うための指針となるものです。計画の対象となる県内の民有林について、情報の更新に必要なデータの収集や調査を行っています。
また、「林地台帳」に関する業務にも携わっています。市町村では、森林整備の担い手である森林組合や林業事業体が、整備する森林の情報を活用できるよう、所有者や境界等の情報を林地台帳として整備しています。現在所属する資源情報係では、市町村を支援する取組として、森林情報の更新についての情報提供を行ったり、運用方法に関する相談に応じたりしています。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成25年度 | 林政課 | 地域森林計画編成、森林林業統計書作成など |
平成27年度 | 富岡森林事務所 | 治山工事・森林整備の発注や監督業務 |
平成29年度 | 福島県相双農林事務所 | 海岸防災林造成工事の発注や監督業務 |
平成30年度 | 富岡森林事務所 | 治山工事・森林整備の発注や監督業務 |
令和元年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
群馬県の森林・林業について、幅広い地域・分野で業務に携われるのは、県職員ならではの魅力だと思います。また、業務を通して、民間業者や森林組合、林野庁、市町村等、様々な業界・業種の人々と接する機会があり、自らの知見を広げることができるところも魅力です。
さらに、治山工事のように、災害等から県民の方々を守るための仕事もあり、大きなやりがいや達成感を感じることができます。
県職員の仕事内容については、説明会で話を聞いたり、ホームページ等で調べたりしていたので、入庁の前後で印象はあまり変わりませんでした。
また、職場環境については、柔軟に休暇を取りやすく、職場の雰囲気が和やかなので、思っていた以上に働きやすいと感じています。
今までの所属では、県職員としての幅広い業務のうち、ごく一部を経験したにすぎません。今後は経験したことのある業務についてはより理解を深め、また、未経験の業務についても積極的に挑戦していきたいと考えています。
就職活動を開始した当初は、大学で学んでいた林業に関する仕事に就きたいと漠然と考えていました。
その後、就職活動を行うなかで、全国的に林業の担い手が不足していることなど、日本の森林・林業が抱えている問題を改めて知り、そうした状況を改善するためにも、森林・林業の発展に貢献したいと思うようになりました。
最終的に、森林資源が豊かな土地で、多方面から森林・林業の発展に携わることができる群馬県職員に魅力を感じ、志望しました。
筆記試験対策では、市販の参考書の問題を中心に反復学習を行い、確実に身につくように勉強しました。
面接試験では、うまく言葉が出てこない場面があっても気にせず、これだけは伝えたいという自分のアピールポイントだけはしっかりと伝えられるよう心掛けました。
群馬県は、県土面積の約3分の2を森林が占める関東一の森林県です。また、群馬県の森林は、首都圏の重要な水源となっているほか、豊富な木材資源を有しており、その活用については、様々な可能性が期待できます。県森林職は、森林・林業に関する様々な業務を通して、群馬県の森林・林業の発展に寄与することができ、やりがいや達成感も大きいです。群馬県の森林・林業の発展に興味のある方は、是非一緒に頑張りましょう。
専用のシステムを用いて業務を行っています