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河川課 田口 哲也
掲載内容については、令和2年3月現在の情報です。
台風や豪雨、地震などで被害があった公共土木施設(河川、道路、橋梁等)を復旧する「災害復旧事業」に関する業務を担当しています。
具体的には、災害発生時に、土木事務所や市町村に被災状況の調査を依頼し、結果を取りまとめた上で、復旧に向け必要となる予算を算出して、国に対する補助金申請を行っています。また、国から補助金の交付を受けるためには、災害査定と呼ばれる国の職員による実地又は机上の査定が必要となるため、土木事務所や市町村と協議・調整して査定の行程を組んだり、必要書類の準備をしたりしています。現在は、令和元年に発生した台風第19号で被災した箇所の早期復旧に向けて、スピード感を持って関係機関との協議・調整に取り組んでいます。
年度 | 所属 | 説明 |
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平成23年度 | 富岡土木事務所 | 除雪業務や側溝整備・交通安全事業等を担当しました。除雪業務については、地域の建設業者に協力してもらい、業務にあたりました。 |
平成26年度 | 増田川ダム等建設事務所 | 倉渕ダム及び増田川ダム建設事業に関する検証業務に携わりました。 |
平成28年度 | 安中土木事務所 | 河川・砂防・道路に関する工事等の業務を担当しました。特に歩道整備事業を多く担当し、地域住民と調整を行いながら歩道拡幅等を行いました。 |
平成30年度 | 現所属 | 「1現在の仕事」のとおり |
総合土木の仕事は、道路、河川、砂防など多岐にわたり、それぞれの分野で専門的な知識を学ぶことができます。
また、例えば同じような整備事業でも、地質や地形によって施工方法が変わったり、地域のニーズが違ったりして、一つとして同じ仕事はなく、常に新しい発見があるところも魅力です。
さらに、自分が担当した事業が完了することで地域の方々の安全・安心や利便性の向上につながるので、非常にやりがいを感じます。
入庁前は、窓口業務やデスクワークが中心、というイメージを持っていました。
しかし、実際に働いてみると、土木事務所ではとにかく現場に出ることが多く、河川課でも被災現場の確認に行くことがあり、まずは現場を自分の目で見ることが仕事の基本になっていると思います。
また、担当する業務については技術的な判断を求められることも多く、大学で勉強した知識だけでなく、継続的に勉強して、より知識を深めていく必要があると感じています。
未経験の業務がまだまだたくさんあります。今後は、今まで学んできた知識を活用しながら、新たな仕事にも積極的に関わっていきたいです。
生まれ育ってきた群馬県で、多くの人々の役に立ちたいと思ったことがきっかけです。県職員は、地域に密着した業務から県全域に関わるような事業まで、多様な仕事に携われるところが魅力的で志望しました。
筆記試験対策については、得意科目と苦手科目を特に重点的に勉強し、得意科目については確実に点数を取れるよう、苦手科目については苦手意識をなくすようにしました。
面接試験対策では、「なぜ自分が群馬県を志望するのか」、「自分の長所や強みは何なのか」をこれまでの経験に絡めてしっかりと整理した上で面接に臨みました。また、大学の就職支援課で模擬面接等の練習を繰り返し行ったことで、緊張せずに面接を受けることができました。
総合土木の仕事は多岐にわたり、覚えることも多いですが、一つひとつの積み重ねが県民の安全・安心な社会を守ることにつながります。突発的な災害への対応や、時には体力が必要なこともありますが、県職員みんなで協力して対応しています。
ぜひ一緒に働いて、これからの群馬県の発展に貢献していきましょう。
連絡・調整役として国の災害査定に同行します