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日光国立公園

更新日:2020年10月26日 印刷ページ表示

1 公園の概要

弥陀ケ池から見る日光白根山のピークの写真

日光国立公園は、昭和9年12月に誕生したわが国最初の国立公園の1つです。

公園の区域は、群馬・栃木・福島の3県にまたがり、白根山、男体山など2,000メートルを超える火山群と、この間に点在する戦場ヶ原、中禅寺湖などの湿原、湖沼、さらに、華厳の滝に代表される瀑布などを中心とした壮大な自然と世界遺産にも登録されたすぐれた人工美がたくみに調和し、日本的風景をもった公園となっています。

この公園の内、群馬県に属する地域は丸沼・菅沼地区と白根山です。

群馬・栃木県境にある白根山は標高2,578メートルで関東以北の最高峰。周辺には丸沼・菅沼などの湖沼もみられ、亜高山性の針葉樹林や落葉広葉樹林におおわれた静かな景観をみせています。

(1)指定年月日

昭和9年12月4日

(2)面積

114,908ヘクタール(うち群馬県:3,945ヘクタール)

(3)区域内市町村(群馬県)

片品村

(4)植物

シラネアオイ、ニッコウキスゲなどこの地域を原産地とする植物が多数あります。

(5)動物

ツキノワグマ、ニホンカモシカなどが生息しています。

2 日光公園での群馬県事業

シラネアオイの保護復元

シラネアオイの写真

「シラネアオイ」の名が示すとおり、白根山弥陀ケ池周辺は、かっては日本一と言われるほどのシラネアオイ群生地でした。

しかし、シカの食害と盗採によりほとんど絶滅状態となってしまったことから、平成6年10月に「シラネアオイ復元検討委員会」を設立、平成7年に電気柵を設けるなどの対策を進め、以後地元片品村の自然公園指導員等を中心に、復元活動を実施しています。

電気柵の設置

柵延長 488.5メートル, 高さ2.0メートル, 範囲3,830平方メートル

シラネアオイの移植作業の写真
種子採取、片品村内で栽培した苗の移植

尾瀬高校と地元シラネアオイを守る会等の協力を得て、シラネアオイの種子採取、育成、移植作業を実施しています。

七色平の植生保護・復元

高層湿原の白根山七色平は、高山植物等の新芽がシカ等の野生生物による食害を受けて裸地化しはじめたため、電気柵設置によるシカの忌避を行うとともに、木道整備を行って高層湿原植物を保護しています。

  • 絶滅したとみられる植物 ハクサンチドリ 他 計4種
  • 絶滅の恐れのある植物 シナノキンバイ、コミヤマカタバミ、シラネアザミほか 計21種

事業の概要

  • 電気柵 柵延長 280メートル, 高さ2.0メートル
  • 単線木道 56メートル 待避交換場所2カ所
  • 進入防止ロープ柵 延長140メートル
  • 保護面積2,720平方メートル

関連外部リンク

日光国立公園(環境省)<外部リンク>

日光国立公園・奥日光(栃木県)<外部リンク>