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医療・健康 〔海外旅行時の健康上の注意〕
更新日:2017年12月7日
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Q 海外旅行に行きたいのですが、健康上どんなことに注意したらいいですか?〔海外旅行時の健康上の注意〕
A 衛生状態は国によって違います。特に感染症には注意しましょう。海外で感染して帰国する方も多く、赤痢やコレラは今でも少なくありません。エイズなどの性感染症の問題もあります。また、麻しん(はしか)や風しんは、日本ではほとんど発生していないものの、海外で感染し、帰国後に発症した事例が報告されています。
Q 出かける前にはどんなことをしたらいいでしょう?
A
- 持病のチェックをしておきましょう。
- FORTH 国・地域別情報(厚生労働省)<外部リンク>や海外安全ホームページ 医療・健康関連情報(外務省)<外部リンク>などを利用して、渡航先の衛生状態や流行している病気などの情報を得ておきましょう。
- 必要な予防接種を事前に受けておきましょう。渡航が決まったら、早めにかかりつけ医などに相談しましょう。また、渡航先によって受けておくべき予防接種が異なります。詳しくは渡航国の大使館や検疫所(「海外渡航のためのワクチン」厚生労働省)<外部リンク>などにおたずねください
- 国によっては黄熱の予防接種について接種の証明書が求められるところがあります。詳細は 各国・地域の黄熱予防接種証明書要求及び推奨状況(「黄熱の予防接種について」厚生労働省)<外部リンク>を御覧ください。
- 海外安全情報配信サービス「たびレジ(外務省)」<外部リンク>に登録しておきましょう。渡航先の最新の安全情報がメールで届きます。緊急時には在外公館から連絡を受け取ることができます。
Q 旅行中はどんなことに注意すればいいのですか?
A
- 食べ物に注意しましょう。
- 生水は飲まないようにしましょう。氷も避けるようにしましょう。
- 乳製品は細菌が発育しやすい食品です。
- 生野菜は避けましょう。カットフルーツも危険です。
- 魚介類、肉はしっかり中心まで火の通ったものを選びましょう。
- 行動にも注意しましょう。
- 体調には気をつけましょう。無理な日程を避け、睡眠や休養を十分に取りましょう。
- 蚊やダニなどの虫に注意しましょう。長袖、長ズボン等の着用により、肌の露出を避けるとともに、忌避剤(虫よけ)等を活用しましょう。
- 動物も危険です。むやみに触れないようにし、咬まれないようにしましょう。
- 外出後、トイレの使用後、食事の前などにはしっかり手を洗いましょう。
- はだしやサンダル履きは禁物です。水遊びにも注意しましょう。
- 性感染症はしっかり予防しましょう。不特定の人との性交渉を避け、正しくコンドームを使用しましょう。
- 渡航先で具合が悪くなったら、安静にし、早めに医療機関を受診しましょう。
Q 帰国後はどんなことに注意すればいいのですか?
A
- 旅行中や帰国の途中で下痢や発熱などの症状が見られた場合には、帰国時に空港や港にある検疫所(健康相談室)に申し出てください。
- 帰国したあと、下痢や発熱、発疹などの症状が見られた場合には、医療機関を受診してください。受診の際には渡航先、滞在期間、飲食の状況や現地での行動などを医師に伝えてください。
- 旅行中や帰国後に不安なことがあった場合、最寄りの保健福祉事務所(保健所)に相談してください。
Q 海外旅行における健康に関する問合わせや情報の入手はどこでできるのですか?
A 主な機関として次のようなところがあります。
- 厚生労働省検疫所 電話:0476-34-2310(成田空港検疫所検疫課)
海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)<外部リンク> - 渡航関連情報(外務省)<外部リンク>
- 各保健福祉事務所[保健係]