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第31回群馬県青少年健全育成審議会の結果概要

開催日時

令和2年1月27日(月)午後3時から4時25分まで

開催場所

県庁29階 第1特別会議室

出席委員

大森会長以下13名

事務局

子育て・青少年課長以下7名

傍聴者

なし

議題

1 子ども分野の計画策定について

「ぐんま子ども・若者未来ビジョン2020」の策定を行うため、同計画の施策体系案などについて事務局から説明を受けました。

主な委員意見(要旨)1

 この計画も相当に分厚くなったなというのが正直な感想です。概略版を作るにしても大変でしょうし、これを県民の皆さんに周知するのは結構大変なことだと思います。一方、今までバラバラで、それぞれの部署でやっていたことがこの計画でひとまとまりになりました。県庁内の部局間の協力は取りやすくなるというのは想像できますし、是非そこは留意して推進してもらいたいと思います。また、この審議会では子ども・若者計画を見てきましたが、計画がまとまったことでそれ以外の取組も見ることができるようになりました。幅が広くなり大変ですが、他の計画でやっていたものが一覧で見えますし、それぞれの審議会での議論の幅も広がるのかなと思います。キャリア教育の部分で話をすると、市立前橋高校が経済産業大臣のキャリア教育の優秀賞を受けました。地域と連携したこのような取組が群馬県内の方にも周知できるといいと思います。他にも玉村町教育委員会や駒形小学校のPTAも文部科学大臣の表彰を受けています。キャリア教育について、優良事例が横に広がるように広報・周知ができるとよいと思います。

主な委員意見(要旨)2

 所得制限がありますが大学の無償化も始まろうとしています。今、少し不透明なのはこういう制度がどれくらい活用されるのかということです。大学に行くことが全てではありませんが、その制度を利用できる家庭に情報が入らず、進路の選択肢の一つにもならない可能性があります。選択肢の幅が広がるように、制度が活用されるようしなくてはならないと思います。

主な委員意見(要旨)3

 子どもの未来のビジョンを皆で支えていこうとする中で大事なことは、この計画を県としても関係機関に周知徹底していくことだと思います。私自身が活動している個人レベルでも、いろんな会合でも、この計画の内容で「私たちに何ができるか」考え、所属している研究団体等で広げていけるようにしたいと思います。特に、基本方針「困難な状況を把握し子ども・若者やその家族を支える」ところでは、分野横断的な庁内体制と、市町村、民間団体との連携、協働というものを機能させることが、寄り添う支援に繋がる大事なこと思います。困難を抱えた子どもたちがヘルプを出せる居場所づくりとして、子どもシェルターを作る動きや、LGBTQの子どもたちが、自分達で居場所づくりの場所を前橋市で建設中ということですが、そのような活動にも支援できるところには関わっていきたいと思っています。内容はすごく膨大ですが、自分がどこで関われるかを、それぞれの立場で検討することが大事だと思います。

主な委員意見(要旨)4

 子どもだけではなく、子どもを支える家族や大人も含めた計画なったことが、今の時代をとても反映しているなと感じています。もう一つは、これは長期計画なので、例えば、性的指向の問題であるとか、昔は分からなかったものが科学が進んでいくことで、子どもたちが困難を抱えていく個人的要因や環境的要因を今後私達が知ることになったりすることもあります。この計画はあくまで既にわかっている困難や、要因がわかっている上での計画であるので、今後わかるであろう困難に対して、私達はその困難に対しても、無視することなく、きちんと支える体制を作っていくというものが必要です。それはわかったけど、計画にはないからということになると、子どもたちの困難にもつながりかねません。今後の科学の進歩とともに、私達が知りうることへの対処というものを意思として入るとよいと感じました。

主な委員意見(要旨)5

 計画が、幅広くなったことで、具体的に、それぞれの人達の困難に対して、もう少し丁寧に学ぶ必要があります。活動を具体的にどうしていくかということは、実例の中で学んでいくこともあるので、いろんなところで機会を見つけて、自分たちの活動に生かしていきたいと思います。

主な委員意見(要旨)6

 多様性に関し、性的な指向ですごく苦しんでいるお子さんがいます。実は学校の制服に苦痛を感じ、つらい思いをしながら生活をしているお子さんがいるということを知りました。仕事柄、決められたことをきちんとやるということが多く、他の可能性があることに気づきにくいのですが、このような性的指向に限らず、様々な可能性を考えていける余裕を持ちたいと思います。

主な委員意見(要旨)7

 医者が出している薬の知識にすごく詳しいなど、本当に賢いお子さんがいます。私達が弱い人達にも手厚くといいますが、親御さんの状況でその能力を伸ばせないお子さんがいるので、それを伸ばしていける施策があってもいいのかなと思います。小さいころに関わっている先生が、そのお子さんの賢さに気づいた時に、それを伸ばそうとするシステムはあるのでしょうか。

主な委員意見(要旨)8

 大変よい新計画ができたと思っています。事務局の方ご苦労様でした。過去、行政機関にいた者として行政が最もその力を発揮するのは、「地域の方、ボランティアの方と協働でことに当たることができた場合」や「県民に内容を理解してもらえた場合」などだったと思っています。今後は、如何に、この計画の内容を県民に周知して、県民と一緒に協働でやっていけるかだと思いますので、知恵やアイデアを出していただきますようお願いします。地域の方や、ボランティアとの協働に関して警察の例をお話しますと、警察にも協力団体、関係するボランティア団体は多くありますが、それらの団体は、高齢化と後継者・担い手不足により、これまで同様の活動レベルを維持していくことが非常に困難になってきています。そこで、警察では企業に協力を求めています。企業は、地域貢献としてCSR活動に力を入れつつありますが、その活動の多くは、環境問題や伝統文化・教育といったところに目が向けられています。警察では、「防犯CSR活動もお願いします」と言って協力を求めていますので、新計画でも少し触れてもらいました。今、いろいろな地域の力、昔あった地域の力が弱くなっているので、安全・安心の確保に関して、企業にその補完をしてもらおうとしています。

主な委員意見(要旨)9

 残念ながら、児童虐待の相談受理件数は、平成12年以降、引き続き右肩上がりで推移しています。こうした中、県では、児童虐待防止条例を作るとの報道がなされていますが、とてもよい事だと思います。知事の選挙公約・重点政策でも「未来に向けた子育て環境の整備」がありますので、よいものを作っていただきたいと思います。また、好事例としても紹介されているとおり「妊産婦支援連絡票」を活用した医療機関等から市町村へ特定妊婦等の情報を提供する体制の整備が進められています。児童虐待で死亡する子供の数は年間約50人前後で、その半数は0歳児であります。その親は特定妊婦の場合が多いので、この制度がしっかり運用されることも願っています。

主な委員意見(要旨)10

 パブリックコメントによる変更前、変更後というところで、「社会性、自信、楽観性など、解のない問いに解を見いだし、自ら前向きに幸せをつかむことができる能力が必要」とありますが、解のない問いに解を見いだしというのは、難しい言い方だと思います。

主な委員意見(要旨)11

 いじめとか虐待というのは、解決された問題ではありません。学校でいじめられたり、嫌がらせを受けたりするのを察知するのは、学校の職員の方です。そのような情報を、我々にどういう風にオープンにできるのか。場合によっては、学校の先生方と直接話会って、ざっくばらんに話しができるような、そういう機会を我々は持たなければいけないんじゃないかと思います。と同時に、先生方も、人の悪口を言ったり、いじめたり、嫌がらせをしたりしてはだめなんだとうことをクラスのホームルーム等の機会に、子どもたちに説明してもらう。三つ子の魂百までではありませんけど、早いうちからそういうことをしていかないと、なかなか直らない問題だと思っています。いじめによって自殺をするような状況までなっている、非常にこれは喫緊の問題で、悲しい問題です。何とか、いじめによって自殺することがない社会にしたいと思っています。

主な委員意見(要旨)12

 保護者の目線で計画をみたときに、キャリアと子育ての両立支援や、子育てしやすいまちづくりのところに関心があります。仕事と子育ての両立が一番難しい時期が小学校のころだと思います。保育園は朝早くからみてもらえますが、小学校にあがると、学童や地域の児童館に預けられる時間が決まっています。一番大変なのは、子どもが夏休みなどの長期休暇のときで、児童館も8時にならないと開きませんでした。行政だけでの支援は難しい部分もあると思います。児童館や学童では、地域の元気な高齢者にお手伝いいただくなど、みんなで子どもを育てるような形になると、親としてはひとりで抱えなくて済み、気持ちが楽になると思います。

主な委員意見(要旨)13

 家庭教育力の向上のための施策を入れてもらったのはありがたいと感じています。子どもたちが自己肯定感を育んでいけるよう、まず親がどうするかを考えられる機会をつくることが必要です。県だけでなく、各地域で出来ることから手を付けていければよいと思います。

主な委員意見(要旨)14

 今、いじめは学校や子どもたちだけの問題となりがちです。各小中学校の生徒が集まるいじめ防止会議などで、子どもたち発表内容を聞いていると、いじめはいけないことだと考えている子が多いと感じます。親は親として、いじめがどうしたらなくなるのかというのを考えてもらいたい。親ができるいじめ防止がもっとあると思います。例えば子どもの前で人の悪口を言わないとか、子どもたちに、本当にいじめは悪いというのを親が見せるとか。親の家庭教育力をあげていければいじめがもう少し減っていくのだと思います。

主な委員意見(要旨)15

 このぐんま子ども・若者未来ビジョン2020は、いろんな使命、意味を帯びていると思います。一つ、行政内部では、行政内部の規範という性質のものがあるのでしょうし、教育活動に携わる県行政の外部の人達にとっては、県からのお約束という意味もあるでしょうし、それから一般県民に対しては、お約束であると同時に啓発的な資料として、そういう意味合いもあるんだろうなと。この計画はそういう多面的な使命を帯びてつくられて、そこを非常に如才なくまとめられたなと関心をしています。計画は読む性質のものではないので、県は、ここの計画に書けなかったことを含めて県民に伝えてもらいたいと思います。この計画がどういう計画なのかというはこれだけ見ると分かりません。例えば、子育てといっても、安全安心に関わることも、心の健康の問題も、あるいは経済的な水準の底上げという問題もあれば、いじめという問題もあります。そういう中で、私達の群馬県というのはそこそこ平均的にやっているという県なのか、あるいは、特定の分野に力をいれているのか。この分野を一生懸命やりたいというメッセージが出ることによって、物わかり性というと大げさですが、計画に親しみがでてくると思います。知事が代わり、教育、あるいは貧困、子育て、そういうことに対してどういうことをしたいのか、この計画の「はじめに」というところにも、非常に知事らしいメッセージが出てくることを期待しています。

主な委員意見(要旨)16

 社会教育と学校教育の両方の経験からいいますと、今から10年以上前と比べると、開かれた学校の姿が顕著になっています。学校での子どもたちの様子や不登校などについてもよく教えてくれますし、連携がとれていると思います。青少年育成事業団では、青少年自立・再学習支援事業をおこなっており、学校はじめ、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、保護者、また、教育委員会、民生児童委員、児童相談所、発達支援センター等の関係部署、そして、最近では、公民館も体験活動受け入れ事業所として協力してくださるなどあらゆる機関と連携して情報を集めて成果をあげております。せっかくこのような計画を作っても、連携がとれてないと作っただけで終わってしまいます。県がいかにこの計画を市町村の学校や保護者に伝えていけるかが大切です。それからもちろん、学校だけではなく社会教育施設や社会教育関係団体にも連携をとって頂きたいと思います。私も最大限の協力を惜しみません。

主な委員意見(要旨)17

 更生保護ボランティアとして、何ができるかということでお話しします。一つ目は、核家族化、あるいはつながりの希薄化が社会全体に広まっていますので、私達はミニ集会を開いて、地域との連携協働活動を行っています。二つ目は、今、非行あるいは犯罪は少なくなっていますが、再犯率は高止まりです。罪を犯した人が地域に戻ったときに、支えていける人を増やすため、公開ケース研究会を開催しています。公開ケースでは少年院映像コンクールで入選した作品を見て少年の思いを感じてもらったり、あるいは地域の人に知ってもらうために、分科会で私達に何ができるかを、それぞれの立場で考え、話し合っていただいております。学校の校長先生、PTA、区長会、それから一般の人、全ての人を巻き込み、地域を編むという活動です。三つ目は、更生保護ボランティアとして、青少年健全育成のため薬物乱用防止教室を開催したり、薬物の回復施設に行って支援活動をしています。特に薬物乱用防止教室では、子どもたちが薬物に手を出さないように、また、自己肯定感を高められるように工夫をしています。これからも非行防止、再犯防止、そして薬物に対しては正しい知識を身につけてもらえるように、努力していきたいと思います。

主な委員意見(要旨)18

 長く青少年の育成活動に携わっていますけれども、最近は徐々にではありますが、学校も地域に対して助けを求めるようになってきたと感じています。ボランティア側は、助けることがあればすぐに助けるという体制でいますので、大事になる前に、学校や民生委員さんから言ってもらえると、いろんなところにつなげていけると思います。

主な委員意見(要旨)19

 携帯、インターネットの普及で、深く静かに誰とでもつながる社会になり、いじめでも悪口でも、親や周りの人が誰も気がつかないうちに行われていることがあります。もし、いじめにより死を考えるようになっている子どもがいた場合、その子どもが生きているうちに、近くに相談できるところがあれば良いと思います。更生保護施設へ訪問して感じることは、様々な生い立ちの人があり、その人はこれまでの育てられ方により、考え方や生き方がつくられている。そしてそれぞれが、自分を愛してくれることを欲しているのだ、と感じます。一方で、もう一度生き直そうとしている人に対して、社会が優しい心をもって見守ってくれないと感じる場合があります。例えば、就労支援を企業にお願いして就職させてもらっても、社長さんなどは問題ありませんが、一緒に働く仲間が受け入れてくれなかったりします。ですから、大人や親達に対して、「あたたかく、優しい心をもち、お互いに支えあって生きていくことが、当たり前な社会」だと考えられるように、啓発、教育が必要なのだと思います。

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