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群馬県流域別環境基準維持達成計画(2021-2025)について

 群馬県流域別環境基準維持達成計画(PDF:2.59MB)

1.計画の目的

 「群馬県流域別環境基準維持達成計画(2021-2025)」は、県内の公共用水域を7流域に分割し、各流域のBOD汚濁負荷量に係る発生源別割合と公共用水域の水質について、現状(2018年)と将来(2025年)について推定し、環境基準達成のために取り組むべき対策を明らかにするものです。
 また、この過程で得られた結果については、水質保全に関する資料として整理し今後の啓発資料として活用していきます。

2.計画の概要

1 流域分割

 本計画では、群馬県を次の7つの流域に分割しています。

  • 奥利根流域
  • 吾妻川流域
  • 烏川流域
  • 神流川流域
  • 利根川中流域
  • 渡良瀬川流域
  • 矢場川・谷田川流域
流域分割図の画像

2 負荷量の現況と推計

 各種統計データ等を用い、現況の流達負荷量(※注)と将来の負荷量を算出しました。

(※注)流達負荷量とは、汚濁源から排出される排出負荷量に流達率をかけたもの。対象水域の本川に流入する負荷量を表しており、河川を汚す物質がどれだけ本川に流れ込むのかを数値化したものです。

流達負荷量説明図の画像

(1)現況(2018年)流域別流達負荷量

 現況の流達負荷量は、利根川中流域が最も多く1日当たり10,369キログラムとなっており、次いで烏川流域(1日当たり7,185キログラム)、矢場川・谷田川流域(1日当たり2,766キログラム)となりました。
 流達負荷量の構成比で見ると、山間部に位置する奥利根流域、吾妻川流域、神流川流域では自然系の負荷が最も大きく4割から6割程度を占めているのに対し、都市部に位置するその他の流域では生活系が最も大きく、産業系と合わせて8割程度を占めていることがわかります。

現況(2018年)流域別流達負荷量一覧
流域 流達負荷量(キログラム/日) 合計
生活系 施設系 産業系 畜産系 観光系 自然系
奥利根流域 821 52 264 23 49 827 2,036
吾妻川流域 339 64 41 54 13 655 1,166
烏川流域 4,620 102 1,685 87 30 660 7,185
神流川流域 103 1 59 1 1 187 351
利根川中流域 7,152 747 1,653 375 32 410 10,369
渡良瀬川流域 724 88 347 48 8 236 1,452
矢場川・谷田川流域 1,558 59 1,047 4 4 94 2,766
全県 15,318 1,113 5,096 592 136 3,069 25,324
現況(2018)流達負荷量のグラフ画像
流域別流達負荷量(現況:2018年、負荷量順)
現況(2018)流達負荷量構成比のグラフ画像
流域別流達負荷量構成比(現況:2018年、負荷量順)

(2)将来(2025年)流域別流達負荷量

 将来の流達負荷量は、利根川中流域が最も多く1日当たり8,680キログラムとなっており、次いで烏川流域(1日当たり6,298キログラム)、矢場川・谷田川流域(1日当たり2,396キログラム)となっており、現況の2018年と比較し、どの流域でも合計負荷量は減少すると推計されました。
 流達負荷量の構成比で見ると、現況の2018年と比較して生活系負荷量が大きく減少し、合計負荷量の減少に寄与していることが分かります。山間部に位置する奥利根流域、吾妻川流域、神流川流域では自然系の負荷が最も大きいことは変わりませんが、都市部に位置するその他の流域では、生活系が減少したことで相対的に他の負荷量割合が増えています。

将来(2025年)流域別流達負荷量一覧
流域 流達負荷量(キログラム/日) 合計
生活系 施設系 産業系 畜産系 観光系 自然系
奥利根流域 594 53 297 23 52 812 1,833
吾妻川流域 205 64 49 53 13 639 1,024
烏川流域 3,560 104 1,882 87 31 633 6,298
神流川流域 73 0 66 1 1 184 326
利根川中流域 5,290 762 1,844 372 34 378 8,680
渡良瀬川流域 512 91 391 48 9 230 1,281
矢場川・谷田川流域 1,071 61 1,171 4 4 85 2,396
全県 11,305 1,135 5,700 589 144 2,963 21,837
将来(2025)流達負荷量のグラフ画像
流域別流達負荷量(将来:2025年、負荷量順)
将来(2025)流達負荷量構成比のグラフ画像
流域別流達負荷量構成比(将来:2025年、負荷量順)

3 将来水質の算定

 以上の負荷量をもとに、河川水質を算定しました。
 将来推計の算定結果と現況水質(計算値)を比較すると、いずれの地点においても水質は改善される傾向となっており、2025年のBOD環境基準達成率は、87.5%となることが推定されました。

将来水質計算結果
水域名 環境基準点 環境基準(ミリグラム毎リットル) 2015-2019
実績値
2018
計算値
基準達成 2025
計算値
基準達成
類型 基準値
利根川上流(1) 広瀬橋 AA 1 0.5 0.5 達成 0.5 達成
利根川上流(2) 月夜野橋 A 2 0.5 0.5 達成 0.5 達成
利根川上流(3) 大正橋 A 2 0.6 0.5 達成 0.5 達成
利根川上流(3) 群馬大橋 A 2 0.9 0.5 達成 0.5 達成
利根川上流(4) 福島橋 A 2 0.6 0.5 達成 0.5 達成
利根川中流 坂東大橋 A 2 0.9 0.6 達成 0.5 達成
利根川中流 利根大堰 A 2 1.0 0.6 達成 0.5 達成
渡良瀬川上流 高津戸 A 2 0.7 0.6 達成 0.5 達成
渡良瀬川(1) 赤岩用水取水口 A 2 0.7 0.9 達成 0.7 達成
渡良瀬川(2) 葉鹿橋 A 2 0.8 0.7 達成 0.7 達成
渡良瀬川(3) 渡良瀬大橋 B 3 1.6 0.8 達成 0.7 達成
神流川(1) 森戸橋 A 2 0.5 0.6 達成 0.6 達成
神流川(2) 藤武橋 A 2 0.8 0.5 達成 0.5 達成
神流川(3) 神流川橋 A 2 0.8 0.5 達成 0.5 達成
桃ノ木川 笂井橋 B 3 1.2 0.6 達成 0.6 達成
広瀬川 中島橋 B 3 3.1 3.7 未達成 2.9 達成
荒砥川 奥原橋 A 2 5.0 2.9 未達成 2.3 未達成
粕川 保泉橋 A 2 3.8 2.9 未達成 2.4 未達成
早川上流 早川橋 A 2 1.7 1.8 達成 1.6 達成
早川下流 前島橋 B 3 3.4 3.2 未達成 2.6 達成
石田川上流 大川合流前 A 2 2.1 2.9 未達成 2.5 未達成
石田川下流 古利根橋 B 3 2.8 3.2 達成 2.9 達成
休泊川 泉大橋 C 5 5.1 4.5 未達成 3.8 達成
赤谷川 小袖橋 AA 1 0.5 0.7 達成 0.6 達成
片品川上流 桐の木橋 AA 1 0.5 0.5 達成 0.5 達成
片品川下流 二恵橋 AA 1 0.6 0.5 達成 0.5 達成
烏川上流 烏川橋 AA 1 0.6 0.9 達成 0.8 達成
烏川下流 岩倉橋 B 3 1.9 1.8 達成 1.6 達成
碓氷川上流 中瀬橋 A 2 0.8 1.1 達成 1.0 達成
碓氷川下流 鼻高橋 B 3 1.5 2.1 達成 1.6 達成
鏑川 鏑川橋 A 2 1.8 1.8 達成 1.7 達成
井野川上流 浜井橋 B 3 2.9 2.5 達成 2.2 達成
井野川下流 鎌倉橋 C 5 3.1 3.8 達成 3.4 達成
桐生川上流 観音橋 A 2 0.7 0.5 達成 0.5 達成
桐生川下流 境橋 B 3 0.8 0.8 達成 0.8 達成
矢場川 落合橋 C 5 2.0 2.1 達成 1.8 達成
谷田川 合の川橋 C 5 6.4 6.3 未達成 5.5 未達成
鶴生田川 岩田橋 C 5 7.5 8.0 未達成 6.9 未達成
吾妻川上流 新戸橋 A 2 0.5 0.5 達成 0.5 達成
吾妻川下流 吾妻橋 A 2 0.7 0.7 達成 0.7 達成
達成地点数 32 35
達成率 80% 87.5%
現況及び将来の環境基準達成状況の画像
現況及び将来の環境基準達成状況

4 環境基準を達成するために必要な施策について

 環境基準を達成するために次の施策が必要です。

生活系排水に対する対策

  • 汚水処理設備の整備・普及を確実に進める
  • 下水道接続率の向上
  • 浄化槽の保守管理の徹底
  • 生活排水対策の普及啓発

産業系排水に対する対策

  • 排水基準の遵守徹底
  • さらなる負荷軽減のための自主的取組推進

このページについてのお問い合わせ

環境森林部環境保全課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2835
FAX 027-243-7704
E-mail kanhozen@pref.gunma.lg.jp
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