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【tsulunos PLUS(ツルノスプラス)3月号】群馬名物を研究!ツルハシ

群馬の定番研究所

今回の研究対象 かかあ天下(でんか)

群馬では「定番」となっているアレコレを深掘りして、あらためて研究するコーナー。
今回の研究対象は、「空っ風」とともに上州(群馬県)名物として知られる「かかあ天下」。

「かかあ天下」は明治生まれ

 「かかあ天下と空っ風」のフレーズで、全国的にも群馬名物として知られる「かかあ天下」。群馬県立女子大学で群馬学を教える松浦利隆(まつうらとしたか)さんに、その歴史と物語を聞きました。
松浦さんによれば「かかあ天下」という言葉が生まれたのは明治時代。「明治以降、たびたび新聞に群馬名物として『かかあ天下』が紹介されるようになりました。また、大正時代になると辞書にも掲載されるようになり、『かかあ天下』が広く一般化していきました」。

「かかあ天下」が意味すること

 大正時代の辞書も、現代の辞書も「かかあ天下」の意味は「一家の中で妻が夫よりも強い権力を振るっていること」とあります。そんな「かかあ天下」が、どうして群馬名物になったのか?
「実は『かかあ天下』は、群馬以外の地域にもありました。ただ、群馬にはそれらの地域と違う特徴がありました。それは養蚕、製糸、織物などの絹産業です。明治から絹産業の中心は女性。だから群馬の女性は家事をしながら働き、逆に男性も家事に参加するのが当たり前。そんな姿を他県の人が見たときに『群馬=かかあ天下』になったのではないでしょうか」。

日本遺産登録で変わる意味

 平成27年、文化庁の「日本遺産」に「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」が選ばれました。日本遺産では「おれの『かかあは天下一』と呼び、上州名物になった」と記載されています。「男女同権が当たり前となった今、かつての『かかあ天下』はもはや死語。今、ふさわしいのは、働き者の妻をたたえる『おれのかかあは天下一』という意味じゃないでしょうか」と松浦さん。時代が変れば、意味も変わる。「かかあ天下」もそんな言葉の一つなのかもしれません。

研究結果

「かかあ天下」は、「おれのかかあは天下一」
と言って、働き者の女性をたたえる意味にもなった。
※諸説あります

取材協力:群馬県立女子大学 松浦利隆 教授

養蚕についての講義を描いた掛け軸の画像

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