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【9月】農業後継者の鳥獣被害対策研修
研修開催を通じた仲間づくり活動の支援
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農業指導センターでは、桐生市、みどり市の農業後継者の交流を促進するため、「緑生会」(会員48名、川口桂介会長)の活動を支援しています。今回、会員の発案を受けて、鳥獣被害対策研修会を開催しました。
1 ねらいと背景
桐生市、みどり市では、若い農業者が少なく、同業の仲間づくりが難しい状況となっています。そこで、若い農業者の交流の機会を作る組織「緑生会」の運営を支援しています。
コロナ禍で、この数年は顔を合わせる機会を作れなかったことから、会員からコロナ対策に留意した上で研修会を開催することが提案され、鳥獣被害対策をテーマに研修会を開催しました。
2 取り組み内容
5月12日、役員が集まって話し合い、最近増え始めている鳥獣被害対策をテーマにすると参加者が集まるのではとの意見にまとまりました。また、暑すぎて農作業ができない午後1時30分から3時30分に、開催時刻を設定することを決めました。研修会の講師は、農業指導センターが、県鳥獣被害対策支援センターに依頼しました。
7月12日、役員が集まり、開催概要を確定させ、会員の参加を募りました。
8月23日、参加者7名で鳥獣被害対策研修会を開催しました。鳥獣被害対策支援センターの職員から、鳥獣被害対策の基本的事項について、わかりやすい説明がありました。会員からは、カラスやハトなどの鳥による被害についても、さらに教えてもらいたいとの要望もありました。当日の研修会は、会員が運営し、参加者は熱心に聴講し真剣な質疑が交わされました。
3 今後の方向
コロナ禍以前の農業後継者の仲間づくり活動は、懇親会などの交流促進が活動の中心でしたが、今回の研修会は、研修テーマの設定から研修会の運営まで、会員が話し合って決めており、これまでと違う仲間づくり活動ができる可能性を感じられました。
研修会終了後には、早速、次回の研修会開催に向けて、会員が話し合いを始めました。今後は、会員の活躍する場面と参加者を増やすことを目指し、新たな仲間づくり活動を会員とともに模索します。
講師より鳥獣被害対策の基礎について講義