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群馬県農業農村整備計画2020令和3年度実施計画実績

更新日:2022年9月27日 印刷ページ表示

 「群馬県農業農村整備計画2020(ぐんま水土里保全整備プラン、以下「プラン」という。)」は、今後10年先を見据えた、令和7年度を目標年度とする農業農村整備の指針です。基本目標である『豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり』を目指すこととし、令和2年3月に策定し、令和3年10月に一部改正を行いました。
 プランの目標を達成するため、「群馬県農業農村整備計画2020進行管理委員会」を設置して、目標年度を見据えた「実施計画」を毎年度作成し、年度毎の目標を明確に示すとともに、その目標に対する実績をとりまとめ、次年度以降の事業運営に反映します。

群馬県農業農村整備計画2020の基本方針

 本プランでは、魅力ある産業として発展し続ける力強い「農業」を実現するため、「農業の収益性向上を図る生産基盤整備」と「持続的な農業用水の安定供給」に係る施策を実施します。また、県民の暮らしを支える活力ある「農村」を実現するため「魅力ある農村の構築」と「地域資源を活かした中山間地域の振興」に取り組みます。
 これら「力強い『農業』」と「活力ある『農村』」を実現するためには、安全な環境で安心して暮らせる農村でなければなりません。このため、「安全安心な農村づくり」に必要な施策を推進し、「豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり」を目指します。

「豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり」5本柱のイメージ画像

基本施策の実績

1農業の収益性向上を図る生産基盤整備

(1)担い手への農地集積を図る生産基盤整備

  • 上細井中西部地区(前橋市)ほか14地区において区画整理などの基盤整備を実施・支援し、担い手への農地集積を促進しました。
  • 保美地区(藤岡市)において、来年度以降の区画整理工事に向けて、詳細な測量や調査設計等を実施しました。
数値目標(担い手への農地集積を図る生産基盤整備)
単位:ヘクタール 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 目標年
令和7年

生産基盤整備事業を契機に担い手へ集積する農地面積(累計値)

256 332

計画 298

実績 397

計画 395

実績 433

      517

(2)営農条件改善のための生産基盤整備

  • 赤城南第2地区(渋川市)ほか2地区において、農道の路面補修等1.4キロメートル、橋梁の補修工事1箇所を実施しました。
  • 宝泉(太田市)及び城沼地区(板倉町)において、水路改修や畦畔除去等による区画拡大17.5ヘクタールを支援しました。

(3)スマート農業に対応した生産基盤整備の推進

・太田市の農事組合法人と連携して、水管理労力の軽減を図るためのスマート農業(自動給水栓)の実証試験を実施しました。

2持続的な農業用水の安定供給

(1)農業水利施設の長寿命化

・赤城大沼用水3期地区(前橋市)、美野原2期地区(中之条町)、藤川用水地区(邑楽町)において、長寿命化対策工事を完成させました。

数値目標(農業水利施設の長寿命化)
単位:地区 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 目標年
令和7年

基幹農業水利施設の長寿命化対策工事を完成させる地区数(累計値)

14 17

計画 19

実績 19

計画 21

実績 22

      29
  • 佐波新田用水第1、第2(伊勢崎市、太田市)及び藤川用水2期地区(邑楽町)において、長寿命化対策工事に着手しました。
  • 大正用水3期地区(前橋市、伊勢崎市)ほか4地区において、長寿命化対策0.4キロメートル、隧道改修、ポンプ改修工事等を行いました。

(2)土地改良区の体制強化

・天狗岩堰土地改良区と中群馬土地改良区の合併推進策について検討するワーキンググループを設置し、課題整理に取り組みました

(3)農業水利施設の維持管理合理化

・鏑川水系の農業水利施設において、早急な対策が必要な施設の国営事業化に向けた実施方針等について関係者と協議・調整を行いました。

3安全安心な農村づくり

(1)防災重点ため池の豪雨・地震対策

・防災重点ため池21箇所のハザードマップ作成及び豪雨・地震における詳細調査を完了させました。
(ハザードマップ:5箇所、豪雨・地震詳細調査:32箇所)

数値目標(防災重点ため池の豪雨・地震対策)
単位:箇所 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 目標年
令和7年

ハザードマップの作成及び豪雨・地震における詳細調査を完了させる防災重点ため池数(累計値)

45 60

計画 126

実績 113

計画 129

実績 134

      197
  • 防災重点ため池の大谷池(藤岡市)、牛秣貯水池(藤岡市)、及び奥沢下沼(桐生市)において地震対策工事を実施し、池田ため池(みなかみ町)において豪雨・地震対策工事を実施しました。
  • 防災重点ため池の寺ヶ入溜池(太田市)及び湯之入上溜(太田市)において、豪雨・地震対策工事に向けた詳細設計を実施しました。

(2)ため池の管理体制整備

・防災重点ため池を管理する市町村及び土地改良区並びに県及び群馬県土地改良事業団体連合会で構成する「群馬県ため池保全整備連絡会」を設置し、ため池の適正な管理手法等について検討しました。

(3)農村の防災減災対策

  • 榛名東部地区(榛東村、吉岡町)ほか3地区において、石綿セメント管を撤去し、10.2キロメートルの塩化ビニル管等を布設しました。
  • わらび峠地区(中之条町)ほか7地区において、地すべりの前兆を早期把握するため、地域住民と連携した監視体制を構築しました。

4魅力ある農村の構築

(1)地域の協働活動による多面的機能の維持・発揮

  • 土地改良区と連携した活動組織(多面的機能支払交付金)の立ち上げを推進しました。
  • 生産基盤整備事業等の事業化を検討している地域で活動組織の立ち上げを推進しました。
数値目標(地域の協働活動による多面的機能の維持・発揮)
単位:ヘクタール 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 目標年
令和7年

農地・農業用施設の維持・保全が図られた農地面積(累計値))

17,748 17,553

計画 17,909

実績 17,890

計画 18,255

実績 18,951

      20,000ヘクタール

(2)農村生活環境の保全整備

  • 農業集落排水施設について、最適整備構想に基づき、二ノ宮地区(前橋市)ほか3地区の機能強化対策並びに米野地区(前橋市)の機能強化対策に向けた調査設計等を行いました。
  • すべての事業実施に際して、希少動植物の調査、保護等を行い環境に配慮した整備を行いました。

5地域資源を活かした中山間地域の振興

(1)グリーン・ツーリズム、農泊の推進

・農村地域の魅力が伝えられるプロモーション動画を2本制作し、動画配信しました。

数値目標(グリーン・ツーリズム、農泊の推進)
単位:地区 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年 目標年
令和7年

「農泊モデル地区」の支援数(累計値)

0 0

計画 1

実績 1

計画 1

実績 1

      3
  • 「群馬県グリーン・ツーリズム連絡協議会」において、農泊モデル地区(農泊×キャンピングカー)に係る講演を行い、事業をPRするとともに本取組の理解を深めました。
  • 地域の魅力である養蚕等をテーマにした「農泊モデル地区」の実施の検討に向けて、関係機関と調整しながら、現状把握と課題等について意見交換を行いました。

(2)中山間地域の農業生産活動の支援

  • 農業事務所や市町村担当者を参集した会議等の開催、特に「集落戦略の策定」を中心に中山間地域等直接支払制度の周知を図りました。
  • 中山間地域(18市町村、170協定、交付面積1,386ヘクタール)の農業生産活動について支援を行いました。

(3)中山間地域の特性を活かした整備構想策定

・判形地区(高山村)において、村と協力し、「元気な地域づくり」整備構想を作成しました。

令和3年度実績はこちらからご覧になれます