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群馬県スポーツ推進審議会(令和4年度第1回)開催結果について
1 日時
令和4年9月5日(月曜日)14時00分~15時20分
2 場所
群馬県庁29階 第1特別会議室
3 出席者
委員(15名中11名出席)
一階 千絵 群馬県立女子大学文学部准教授
小野里順子 群馬県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会副会長
設楽 政江 群馬県スポーツ推進委員協議会女性委員会委員長
遠藤 祐司 (公財)群馬県スポーツ協会会長
川原 武男 群馬県障害者スポーツ協会会長
奥田 尚之 群馬県中学校体育連盟会長
中村 清志 群馬県高等学校体育連盟会長
高橋 伸次 高崎経済大学地域政策学部教授
武 育子 群馬県レクリエーション協会指導委員会委員長
木村 典代 高崎健康福祉大学健康福祉学部教授・公認スポーツ栄養士
倉嶌 博子 群馬県スポーツ少年団常任委員・リーダー会代表顧問
4 配付資料
- 次第
- 「群馬県スポーツ推進計画」に係る実施状況の点検・評価について
- 「群馬県スポーツ振興条例」に係る実施状況の検証について
- 「群馬県部活動運営の在り方検討委員会」からの提言・検討状況について
5 会長及び副会長の選出
群馬県スポーツ推進審議会条例第5条第1項により、会長に遠藤委員、副会長に小野里委員がそれぞれ選出された。
6 協議事項
(1)「群馬県スポーツ推進計画」に係る実施状況の点検・評価について
〈事務局説明〉
上記協議事項について、配付資料により事務局から説明を行った。
〈委員からの主な意見・発言等〉
委員発言
発達段階に応じた運動の充実という評価項目について、スポーツ少年団が3歳児から入団できる形を取っている理由は、幼少期の運動能力がその後の運動能力を決定するという科学的なデータが出ているため。具体的には、5領域に着目した運動を幼稚園・保育園時から実施することで、足の腱などの長さに影響するというデータがある。県の事業は小学生中・高学年を対象としたものであるが、子どもの運動能力の向上という観点からは、幼少期から対象にできればよりよくなると思う。また、保護者はこういった情報を持っていないので、家庭でできる運動などを含め情報発信していけるとよい。
事務局
昨年度からプレキッズという事業を実施している。小学3年生を対象とし、その後は別事業で小学校高学年までをフォローしている。先ほどの委員の御意見では、更に対象年齢を引き下げた方がよいとのことであるので、この点については検討していきたい。
委員発言
施設整備の項目について、昨年度、群馬県総合スポーツセンター本館前のアスファルト舗装の整備とスロープを設置していただきありがたい。要望であるが、本館のWi-Fiが2階までしか届かず、3階の研修室に届かないので、オンライン研修も増えていることから整備して欲しい。
事務局
要望事項について検討する。
委員発言
スポーツ実施率について、年代別の結果を出せればどの年齢層で実施率が高いのかがわかる。例えば、子どもの運動思考は、母親に強い影響を受けるので、そういった面からの分析ができる。
事務局
各年代別の結果を出すことはできる。ただ、国の調査であり、群馬県全体の回答件数が多くないので、更に年代別で分けた結果、効果を判別できるものとみなせるかは別途精査する必要がある。
委員発言
群馬県の特徴を把握することは、今後の施策を考える上でも有用だと思うので検討して欲しい。
委員発言
スポーツ実施率については、群馬県スポーツ推進計画の中で年代別の記載があるので、その点も参考になる。
委員発言
資料のまとめ方は全体的によくなった。新型コロナウイルス感染症の影響で実績が目標に届いてない状況であるが、今後はよくなっていくと考えている。その中でも、「施策3.競技力を向上させる環境の整備」の「メディカルチェック・筋力測定実施件数」が伸び悩んでいるが、プレキッズなど外部の団体と連携することで実績も上がってくると思う。
また、数字の確認であるが、「施策1.障害者のスポーツ参加」の「策定時の現状(基準年度)」の数字が策定時から変わっているのは記載間違いか。
事務局
昨年度、所管課から計画策定時の数字が誤っていたとの報告を受けて計画の軽微な修正を行った。そのため、資料の数字が正しいものとなる。
委員発言
協議事項(1)「群馬県スポーツ推進計画」に係る実施状況の点検・評価については、以上のとおりでよいか。
(異議無し)
(2)「群馬県スポーツ振興条例」に係る実施状況の検証について
〈事務局説明〉
上記協議事項について、配付資料により事務局から説明を行った。
〈委員からの主な意見・発言等〉
委員発言
特段の問題はないので、事務局案どおりでよいのではないか。
委員発言
意見として、指導者の養成の項目に関して、養成と併せて確保にも力を入れた方がよいと考えている。以前、好景気の時は、企業の休暇制度として、有給休暇のほかにボランティア休暇を採用しているところがあり、資格取得の助成なども行っていた。指導者の確保には、家庭の理解と職場の理解が必要となる。持続的な活動となるよう、県が支援できるとよい。
委員発言
それでは、特段の見直しは不要とし、事務局案どおりでよいか。
(異議無し)
7 報告事項
(1)「群馬県部活動運営の在り方検討委員会」からの提言・検討状況について
〈事務局説明〉
上記報告事項について、配付資料により事務局から説明を行った。
〈委員からの主な意見・発言等〉
委員発言
特別支援学校の部活動も対象になるか。
事務局
特別支援学校も対象として考えている。
委員発言
障害者スポーツの裾野を広げるということでも障害者目線に立った配慮をお願いしたい。
委員発言
本県で部活動の地域移行に向けて、ほんの少しでもいいので進んでいるところはあるか。また、最終的にいつまでに完了するという予定があるか。
事務局
各市町村、各学校で話合いを進めている段階であるが、昨年度は前橋市と千代田町に御協力いただき、試験的な取組の中で、2つの部活から課題等を挙げていただいた。今年度は合計4つの地区(前橋市、千代田町に加え、吉岡町、玉村町)で御協力いただき進めていく予定である。また、国の方向性として、令和5年度から令和7年度までの3年間が「休日の運動部活動の地域移行に向けた改革集中期間」とされているが、完了時期については、示されていない。そこを意識しながら本県でも進めていきたいと考えている