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【6月】ナス新規栽培者の定着支援
露地ナス定植直後の栽培管理の講座開催
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
桐生地区農業指導センターでは、新規就農者と新規栽培者を対象とした農業基礎講座(第1回)を開催しました。講座は農業経営士から露地ナスの栽培技術を学ぶとともに、参加者との意見交換を行う内容でした。
1 ねらいと背景
新規にナス栽培に取り組む人は新規就農者が多く、日々の農作業に追われ技術習得や地域との交流が少ない状況にあります。
今回は農業経営士の露地ナスほ場を現地視察し、定植前後の栽培管理法や支柱の立て方のポイント等を学び、参加者の知識習得を促すことを講座のねらいとしました。
2 取り組み内容
令和4年5月20日にみどり市笠懸町で第1回目の農業基礎講座を開催し、来年の就農予定者も含め19名が出席しました。
講師は農業経営士が務め、露地ナス定植時の注意点をはじめ、追肥や消毒等の管理方法、支柱の立て方のポイントなど、講師が体得した技術を丁寧に説明しました。講師の「定植後の下葉の焼けは被覆したマルチ内で高温になった空気が植え穴から出てくることが原因で、対策が必要」との話に、参加者は頷きながら耳を傾けていました。
その後、栽培管理や農業経営について講師と参加者間で質疑応答がなされ、講座閉会後もしばらく参加者同士で意見交換をしていました。
参加者からは「定植や支柱立ての実践的な作業のポイントを知ることが出来た」「講師や参加者の農業に対する意欲に刺激され、仕事のモチベーションが上がった」等の感想がありました。
3 今後の方向
令和4年度の農業基礎講座は全3回を計画しています。次回は農薬や病害虫管理・土壌肥料等の基礎について学びます。3回目には促成キュウリの現地研修会を行い、栽培管理のノウハウや農業経営の考え方について農業経営士から講義を受ける予定です。
講師より定植後の管理について講義
参加者同士の意見交換