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【実施結果】 平成30年度 買い物弱者支援意見交換会
更新日:2019年8月27日
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日時
平成30年9月6日(木曜日) 13時30分~16時00分
会場
ぐんま男女共同参画センター
《第1部》4階 大研修室
《第2部》3階 中研修室 4階 大研修室
内容
第1部 事例発表
県内外で買い物弱者支援を行う3事業者が発表しました。
- みなかみ町商工会・有限会社阿部商店[移動販売]
- 渋川市社会福祉協議会[買い物送迎]
- みやのかわ商店街振興組合[出張商店街]
第2部 意見交換会(グループディスカッション)
6つのグループを設け、以下のテーマについて意見・情報交換を行いました。
テーマ
買い物弱者支援事業に取り組むうえでの課題と対応
グループ分け
- 移動販売(1)
- 移動販売(2)
- 買い物送迎(1)
- 買い物送迎(2)
- 買い物代行・宅配
- 店舗出店
実施結果
参加者
第1部:86名
第2部:63名
グループディスカッションにおける主な意見・発言等
移動販売
- 一番の課題は、自分たちが(移動販売を)やっているということを地域の高齢者など、困っている人、必要としている人に、いかに周知・接触するかということ。
- 買い物に困っているニーズ情報をまとめてほしい。また、そういった人に知ってもらい、出会える「つなぎ」をやってもらうと助かる。
- 移動販売をやっている事業者がどこにいるかといった、企業情報がわからない。
- 施設関係者だけでなく、施設がある地域の人にも利用しやすくするのが課題。
- 移動販売の導入、継続それぞれにおいて、許認可の手間や経費がかかる。
- 買い物弱者支援では、できれは地域の商店街(の店)を活用したい。
買い物送迎
- 運営にあたっては、住民の意見を聞きながら、必要に応じて見直しながら実施していくことは重要。
- (「あいのり」利用者の)子供がたまに買い物に連れて行ってくれる方もおり、そういった関係も大事にしていきたい。
- 高齢者への周知方法が課題と感じている。チラシや回覧板で周知しても見逃してしまう。
- 社会福祉法人で使用している福祉車両を空いている時間に有効活用することは良いと思う。
- 社会福祉協議会が所有する車両で運行するには無料にしなければならない。また、タクシー業界や公共交通との兼ね合いもあり、難しい。
買い物代行・宅配
- 買い物代行などは、やはり本業の実店舗を持っていることが重要なのではないか。
- 事業者から、買い物弱者対策事業に取り組みたいとの話は多く来るのだが、具体的に検討するとランニングコストが厳しいことが分かり、なかなか進展しない。
- 周囲にコンビニがあり、宅配サービスも実施しているが、「目に見えるもの」しか信じず、(宅配サービスを)敬遠しがちな人もいる。
- 超高齢者をどうするのかも課題。福祉的ケアと連携を図るか。
店舗出店
- 買い物弱者は商業と福祉の二面性がある。行政も担当部署が分かれており、連携が取れていないケースが多い。
- 高齢者対策の事業だからと言って、無料や格安料金にしては遠慮してしまう。適正価格が高齢者のリピーターを作る。
- とにかく動向を発信することが大事。
アンケートの主な意見・感想等
- 事業の受け手に届くように、チラシの工夫や全戸配布、プレスリリースといった商工会や行政の協力は必須だと思った。
- 他の市町村の様子が聞けて参考になりました。新しい情報がたくさん聞けた。どこの市町村も困っていることがわかった。
- これから高齢化が進んでいくにあたって、買い物支援は都市部でも山間部でも考えていかなければならないと思います。行政・福祉・事業者各視点から見える部分があり、それら連携のつなぎ役が重要であると実感した。
- 県から買い物弱者がどこにどのくらいいるのいか、市町村と協力をして、移動販売や配達ができる企業との橋渡しになってほしい。
- 大変勉強になりました。継続してこのような研修を計画してほしいです。