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【6月】飼料イネWCS利用・供給契約検討会の開催~飼料イネWCSの広域流通支援~
大荷場麦作組合とみなかみ町国産粗飼料利用組合では、令和3年度の実績と令和4年度の契約に向けた検討会が6月6日に開催されました。
1 ねらいと背景
板倉町の大荷場麦作組合では飼料イネの栽培が行われており、みなかみ町国産粗飼料利用組合に販売しています。生産者と利用者の地理的な距離は離れていますが、両者が顔を合わせて意見交換を行うことで信頼関係を保ち、今年で21年目を迎えます。
しかし、ここ2年は新型コロナウイルスの影響や、組合長の体調不良等により意見交換ができませんでした。また、大荷場麦作組合は今年度より組合長が替わり、新体制となったこともあり、利用者側との信頼関係の構築が重要となります。そこで、利根沼田農業事務所普及指導課と連携して検討会を開催することとしました。
2 取り組み内容
検討会に先だって、みなかみ町国産粗飼料利用組合の組合長宅にて昨年度産の飼料イネの品質を確認しました。生産者側が完成した飼料イネWCSを見る機会は少ないため、利用者の意見を熱心に聞いていました。
検討会はJA利根沼田の新治支店で利用組合の全員が参加し、飼料イネの品質や課題の改善に向けて活発な意見交換が行われました。大荷場麦作組合からは、最近の燃油や生産資材高騰を踏まえ、契約金額の値上げが提案されました。畜産農家としても飼料費の高騰により厳しい状況ですが理解をいただくことができ、昨年度と同じ面積で契約が合意されました。
3 今後の方向
大荷場麦作組合では生産した飼料イネのほとんどをみなかみ町国産粗飼料利用組合に販売しています。今後も継続して販売していくためにも、利用者からの意見を反映し、高品質な飼料イネを生産する必要があります。今後も飼料イネ栽培や適期収穫に向けた情報提供等を実施し、新体制となった大荷場麦作組合がみなかみ町国産粗飼料利用組合と良好な関係を維持できるよう支援していきます。
飼料稲現物確認
大荷場麦作組合新組合長あいさつ