【6月】露地ナス新規栽培者向け講習会を開催～基礎技術の習得を目指して～

　ＪＡ太田市では、露地ナスの栽培経験年数の浅い生産者を対象に、基本技術の習得を図るため、現地研修会を定期的に開催しています。4～6月は、Ｖ字支柱の立て方や主枝の誘引等について、実際の作業を確認しながら研修を行いました。

1　ねらいと背景

　ＪＡ太田市の露地ナス部会は平成30年に設立された新しい組織です。現在約40名の生産者がおり、近年は毎年5名程度の新規栽培者が増えていることから、新たに栽培に取り組む生産者の基礎技術の習得が重要となっています。そこで、普及指導課ではＪＡ太田市と連携し、生産者のほ場を会場とした現地研修会を開催し、栽培経験の浅い生産者の技術向上と相互交流を図りました。

2　取り組み内容

　今年度は、新規栽培者および栽培経験3年程度までの生産者を対象に、現地ほ場において、栽培ステージに合わせた現地研修会（4月25日「定植後の管理」、5月20日「Ｖ字支柱の立て方」、6月3日「主枝の決定・誘引」）を開催しました。研修会では、基礎技術の他、県内において気象災害が頻発していることから、強風や降ひょう等の気象災害に強いほ場づくりや栽培管理の重要性を確認しました。
　また、新規栽培者同士の交流を図るとともに、栽培上の疑問や悩みを解消するため、意見交換の場を設けた他、ＪＡとともに定期的に各生産者のほ場を巡回し、それぞれの状況に合わせた細やかな指導を行っています。

3　今後の方向

　今後も栽培ステージに合わせた現地研修会を行い、生産者の管理技術の向上を図るとともに、個別巡回指導により的確な支援を行っていきます。

Ｖ字支柱の立て方講習

新規栽培者意見交換