単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ転換をお願いします

1　進めよう転換！守ろうぐんまの水環境！

　県内では令和元年度末で、合併処理浄化槽約13万7千基、単独処理浄化槽約17万2千基が設置されており、総数の約6割を生活排水を処理しない単独処理浄化槽が占めています。
　トイレの水だけを処理する単独処理浄化槽を使用している家庭等からは、台所や風呂の生活排水がそのまま排水されるので、合併処理浄化槽に比べ8倍も汚れた水が出てしまいます。処理されない生活排水は、側溝の悪臭や害虫を発生させるなどの生活環境の悪化を引き起こすだけでなく、川の汚れの主な要因となります。

水源県ぐんまの公共水域の水質改善をはかり、キレイなぐんまの水環境を子や孫の世代へ引き継ぐため、県では合併処理浄化槽への切り換え（「転換」といいます。）を推進しています。

2　補助金を活用すれば個人負担が減ります！

　県内26市町村（※注1）では、合併処理浄化槽を設置する個人に対して工事費を補助しています。補助金額や要件はそれぞれの市町村で決めています。

（※注1）転換補助制度がある26市町村
前橋市、高崎市、桐生市、伊勢崎市、太田市、沼田市、館林市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、榛東村、吉岡町、甘楽町、中之条町、草津町、高山村、片品村、川場村、みなかみ町、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町

　さらに、令和3年度は、県から先着1100基限定で「エコ補助金」10万円を交付しています。「エコ補助金」は、転換費用の個人負担を軽減する目的で、転換をより一層推進するための施策（浄化槽エコ補助金事業）として県が実施しています。原則として既存の施設を撤去又は再利用することが条件で、くみ取り槽からの転換も補助対象です。
　補助金の申請は、工事前に、設置する場所の市町村窓口で行います。下水道区域や市町村設置型事業区域など補助金が出ない地域もありますので窓口で確認してください。

3　市町村で合併処理浄化槽を設置しているところもあります。

　県内9市町村（※注2）では、市町村が公営企業として合併処理浄化槽を設置して維持管理を行う事業を実施しており、使用者は工事費の一部を分担金として、維持管理費の一部を使用料として支払います。

（※注2）市町村で公営企業として合併処理浄化槽を設置している9市町村
伊勢崎市、富岡市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、嬬恋村、東吾妻町、昭和村
　なお、伊勢崎市、富岡市の2市は、個人に補助する地域と両方があります。詳細はそれぞれの窓口で確認してください。

4　お宅の浄化槽は単独？合併？

　平成12年以前に設置した浄化槽で、蓋が2個以下のものは単独処理浄化槽の可能性が高いです。詳しくは保守点検を依頼している事業者に御確認ください。
　なお、お住まいが下水道や農集排などの集合処理区域でしたら、速やかに接続をお願いします。

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