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上信越高原国立公園

更新日:2020年10月26日 印刷ページ表示

1 公園の概要

浅間山の写真

上信越高原国立公園は、全国で第2位の面積を持つ、群馬・長野・新潟3県に広がる山岳と高原と温泉の国立公園で、公園内には、谷川、草津、鹿沢、浅間山、軽井沢、志賀高原などがあります。群馬県分の面積は約5万9千ヘクタールで公園全体の約32%です。

新潟・長野県境の群馬県山岳地域は、そのほとんどが公園域となっており、谷川岳を代表するアルプスを思わせる急峻な山岳や浅間山、草津白根などの独特な景観を持った火山、また広大な高原、温泉などが至る所に見られます。

特に温泉地では、草津、万座、四万、鹿沢など著名なものが多く泉質も多種多様、自然ゆう出量日本一の草津をはじめ、いずれの温泉も湯量が豊富です。

また、登山、ハイキング、スキーなどの好適地でもあり、日本三大岩場の一つである一ノ倉沢(谷川岳)や、天神平(谷川岳)、草津、万座などのスキー場は特に有名です。

(1)指定年月日

昭和24年9月7日

(2)面積

188,046ヘクタール(うち群馬県:59,305ヘクタール)

(3)区域内市町村(群馬県)

安中市、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、みなかみ町

(4)植物

谷川連峰では、ブナを主林木とする落葉広葉樹林帯、稜線部にはハイマツが分布します。高山植物では、ホソバヒナウスユキソウ、チングルマなど、平標山から仙ノ倉山に至る鞍部などではシャクナゲ、ニッコウキスゲも見られます。

浅間山・草津白根山では、火山性山地として山頂部は無植生地域、周辺はササ状態を経てシラビソの群落を形成しています。草津本白根山頂では、コマクサの復元保護がボランティアの人々により行われています。

(5)動物

谷川連峰は、ツキノワグマ、ニホンカモシカなどの生息地です。また、高山地帯では、ベニヒカゲなどの高山蝶が見られます。

2 上信越高原国立公園での群馬県事業

(1) 主な管理施設

谷川岳の写真

  • 谷川岳肩の小屋・熊穴避難小屋・大障子避難小屋・オジカ避難小屋(みなかみ町)
  • 平標山登山道
  • 一の倉沢公衆トイレ(みなかみ町)
  • 草津ビジターセンター(草津町)
  • 弓池休憩舎(草津町)
  • 芳ヶ平ヒュッテ
  • 野反湖キャンプ場(中之条町)
  • 浅間高原園地野営場炊事場(嬬恋村)
  • 鳥居峠四阿山あずまや(嬬恋村)

(2) 火山性ガス対策

草津白根山系硫化水素ガス安全対策連絡協議会(昭和51年8月25日設置、構成員:県、草津町、嬬恋村、吾妻森林管理署、前橋地方気象台、環境省、長野原警察署、吾妻広域組合ほか)で、次の事業を行っています。

草津白根山系硫化水素ガス安全対策連絡協議会の主な事業

  • 殺生河原と万座地区に設置した自動警報装置の維持補修・管理
  • 定期監視の実施
  • 立入防止柵の設置及び維持管理
  • 整備基金の積立

3 関連外部リンク

上信越高原国立公園(環境省)<外部リンク>

国立公園(新潟県)<外部リンク>

長野県の自然公園について(長野県)<外部リンク>