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令和元年度ぐんま県民カレッジ「オープンキャンパス」を開催しました
今年度のテーマは
「スマホ時代の子育て講座」 でした。
「スマホ時代」と言われる今、子育て・孫育てに携わる方を対象に、スマホと子育てをどのように関わらせていくかを考えることをねらいとして、3回連続で講座を開催しました。
期日:令和元年10月26日(土曜日)、11月2日(土曜日)、9日(土曜日)【3回連続講座】
参加:延べ54人
第1回 10月26日(土曜日) 南牧村《村の喫茶店 もくもく》
「~ワールド・カフェでスマホ子育ての悩みを語り合おう~」
講師:波呂 啓介 先生
(ぐんま子どもセーフネット活動委員会 技術支援インストラクター)
第1回は南牧村の「村の喫茶店 もくもく」で、ワールドカフェを行いました。
講師の波呂先生から、スマホが子供に与える影響について、データに基づいた具体的なお話をしていただいたあと、4人グループになり、ウガンダのコーヒーと南牧村のお菓子を手に模造紙を囲んで話し合いました。波呂先生もグループに加わってくださり、活発な話し合いが行われました。
参加者の声
- 沢山の人とお話することができて、いろいろな考え方、価値観、大切にしているものがあることを知り、世界が広がりました。
- すごくいろんな角度から物事をとらえることができて良かったです。
- スマホについて、日頃考えもしなかったことを再認識できた。若いお母さんとも話せて、子育ての実状を知り、一緒に考えられたことは収穫となった。自身も気をつけて有効に使いたいと思った。
第2回 11月2日(土曜日) 甘楽町《ら・ら・かんら 研修室》
「スマートと子育て」
講師:畠山 正文 先生
(群馬県スクールカウンセラー・臨床心理士・公認心理師)
第2回は甘楽町の「ら・ら・かんら」で、畠山先生をお招きして「スマートと子育て」というテーマでお話しいただきました。
講師の畠山先生から、「スマホは危険だから、使わせない」ではなく、子育てにおけるスマホの影響を考えつつも、「スマホを通じてできる工夫」についてもご紹介いただきました。子育てに悩む当事者の方々としては、励みになるお話だったのではないでしょうか。
参加者の声
- 講義にあったように、自分も携帯やタブレットに夢中で子供に無反応気味になっているなと感じました。中景(地縁、血縁、コミュニティ)が失われてきている現状でそれをスマホが補っているということを知り驚きました。
- 民話を組み込んでくださり、興味深く聴くことができました。
第3回 11月9日(土曜日) 甘楽町《ら・ら・かんら 研修室》
「スマホが乳幼児の発達に与える影響」
講師:松島 宏 先生
(松島小児科 院長)
:北原 恵美 指導主事(西部教育事務所 学校教育係)
第3回も甘楽町の「ら・ら・かんら」で、松島先生をお招きして「スマホが乳幼児の発達に与える影響」についてお話しいただきました。
後半は北原指導主事から養護教諭という立場でスマホに関わるトラブルを紹介していただき、「スマホとどのようにかかわっていくか」を考える時間になりました。
講師の松島先生は、いままでぼんやりと「スマホは良くはないのだろうけど、どうしてだろう」と思っていたことを研究結果から分かりやすく示してくださいました。
参加者の声
- 松島先生のお話は、診察時の親子の様子を交えながら先生の伝えたいことがよく理解でき、すばらしい講演内容だったと思います。子育て中の親世代にもっと聴いてほしかったです。北原先生の問題提起も良かったです。実際にワークシートに記入し、隣の方とお話しできたのも良かったです。
- スマホの子育てに関する危険性についての話があり、このような話をなるべく多くの方々に聴いていただきたいと強く思いました。今の子供達が大人になったときに、脳に悪影響が出ないことを祈っています。