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群馬県県有施設長寿命化指針
「群馬県県有施設長寿命化指針」は、「群馬県県有財産活用基本方針」における取組の一つである「長寿命化の推進」の具体的な方向性を示すものとして策定したものです。
長寿命化実現の考え方
施設整備の考え方を、従来のスクラップアンドビルドから、既存ストックの有効活用へと転換する。
具体的な取組み
(1)目標使用年数の導入
原則として、既存施設65年、新築施設100年の長期使用を目標とする。
(2)施設点検の実施
施設点検の充実を図ることにより、不具合箇所を早期に発見し、適切な処置を講じる。
(3)長期保全計画の作成
計画的な「予防保全」を推進するため、重要度の高い施設は、長期保全計画を作成する。
(4)要求性能の確保
改修工事、大規模リニューアル工事の実施により、要求性能の確保を図る。
(5)長寿命化設計基準の策定
長寿命化に必要な性能を備えた部位・部材及び設備は、企画設計段階からの採用検討が効果的であるため、「長寿命化設計基準」を策定し、企画設計時に採用すべき仕様を示す。(平成25年度策定予定)
(6)推進体制の整備
長期保全計画の作成支援、保全情報データの一元化を推進するため、部局横断的な総括部門を設置する。
長寿命化の効果
(1)ライフサイクルコスト縮減効果
施設を長期使用することにより、ライフサイクルコストの縮減が可能となる。
(2)施設の計画的な整備の推進効果
目標使用年数の設定及びライフサイクルコストの算定により、施設の建替えや解体・処分時期の目安を示すことが可能となる。
(3)施設保全費用の平準化効果
各施設の長期保全計画を作成することにより、各年度に必要な修繕の項目と概算費用の算出が可能となるため、修繕優先度を判断して、前後の年度に振り分けることにより、施設保全費用の平準化が可能となる。
(4)環境負荷の軽減効果
施設の長期使用により温室効果ガスの発生抑制が可能となる。
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「群馬県県有施設長寿命化指針【平成29年3月一部改正】(全文)」(PDFファイル:386KB)