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【10月】シクラメン栄養診断検討会~ホームユース型シクラメンに特化した検討も実施~

更新日:2022年11月22日 印刷ページ表示

 普及指導課では、栄養診断技術を活用しているシクラメン生産者を対象に現地での検討会を定期的に開催しています。今年度は現在推進を図っている「ホームユース型シクラメン生産」をテーマとするなど、より密度の濃い検討会を実施し、コロナに負けないシクラメン生産の安定化に取り組んでいます。

1 ねらいと背景

 東部地域では年間25万鉢以上のシクラメンが生産され、全国レベルの品評会でも毎年上位入賞するなど、全国有数の産地となっています。当該産地では植物体の栄養状態を測定し栽培管理へ活用する「栄養診断技術」が普及しており、17戸の生産者が取り組んでいます。普及指導課では、本技術の更なる安定化と高品質生産をめざし指導を行うほか、診断データの共有と現地での検討会を行っています。

2 取り組み内容

 本検討会は、桐生みどり地域及び邑楽館林地域で栄養診断を行っているシクラメン生産者を対象に、7~10月に各地域3回の計6回開催しています。今年度はそのうち1回を合同開催とし、「ホームユース型シクラメンの生産」をテーマとして省力的栽培方法等について検討しました。コロナ禍で交流機会が減っていたこともあり生産者同士の情報交換は活発に行われたほか、ホームユース型シクラメンの販売を仲介するJA全農ぐんま担当者も参加し今後の展望や求められる品質について説明があり、認識を共有することができました。
 今年は6月下旬の異常高温や8月の日照不足があり管理が難しい年となりましたが、情報の共有や現地での検討を活かし概ね適切な管理が行われ、病害虫の被害も少なく順調な生育を見せており、高品質なシクラメンの販売が期待されます。

3 今後の方向

 出荷に向けた最終調整の時期となるため病害虫防除を含めて適宜指導にあたるほか、出荷後には今年の反省点等を整理するアンケートを実施し次作に向けた課題の整理と改善方策を検討していきます。

テーマを絞った現地検討の様子
テーマを絞った現地検討の様子       
巡回はシクラメンの病害蔓延防止を目的とし靴底と手指消毒をしながら実施した様子の写真
​巡回はシクラメンの病害蔓延防止を目的とし靴底と手指消毒をしながら実施した