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【10月】露地ナス新規栽培者同士でほ場を巡回しました
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
新規露地ナス栽培者の技術習得と仲間づくりを支援するため、新規栽培者からの要望を元に、相互のほ場を見て勉強する現地巡回を開催しました。
1 ねらいと背景
桐生地区農業指導センターでは、令和3年度から露地ナスの新規栽培者を重点指導対象として、JAと連携し巡回指導を行っています。新規栽培者はLINEWORKSの「露地ナス勉強会」グループに参加しており、普段から活発に意見交換をしています。今回、グループ内で「新規栽培者同士でほ場を巡回したい」という意見があったことから、新規栽培者4名で相互のほ場巡回を実施しました。
2 取り組み内容
巡回の中では「株間・畝間はどれくらいか?」「誘引線は何を使っているのか?」「追肥に使っている資材は?」「通路の除草はどうしているのか?」など様々な疑問が飛び交いました。参加者の間で管理方法に共通点や相違点が見られ、興味深くほ場を観察していました。
巡回の締めくくりに管内のベテラン露地ナス農家のほ場を視察し、話を伺いました。追肥の間隔、摘芯の時期や整枝管理など、具体的な栽培管理の説明に、参加者はメモを取りながら熱心に話を聞いていました。
巡回終了後、参加者からは「自分以外のほ場を見ることですぐにでも取り入れられそうな工夫・技術の発見があり、また、モチベーションの向上にもつながった」「色々な意見を聞くことができ、勉強になった」という声があり、大変有意義な取り組みとなりました。
3 今後の方向
今作の終了に向けて、巡回指導を継続していきます。また、栽培終了後「露地ナス勉強会」グループ参加者を集めて栽培反省会を開催する予定です。
ほ場巡回に参加した露地ナス新規栽培者
参加者のほ場の様子