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新型コロナウイルス感染症 中和抗体薬エバシェルド

更新日:2022年11月25日 印刷ページ表示

新型コロナウイルス感染症 中和抗体薬エバシェルド

1 概要

  • 新型コロナウイルス感染症の中和抗体薬「チキサゲビマブ及びシルガビマブ」(販売名:エバシェルド筋注セット)について、令和4年8月30日に特例承認されました。
  • エバシェルドは、現状、安定的な供給が難しいことから、一般流通は行われず、当面の間、厚生労働省が所有した上で医療機関からの依頼に基づき無償で譲渡することとされています。
  • 効能・効果は「SARS-CoV-2による感染症及びその発症抑制」ですが、供給量が限られていることや、治療については他に使用可能な薬剤があること、及びワクチン接種では十分な免疫の獲得が期待されない者に対するウイルス曝露前の投与(発症抑制目的での投与)を対象とした薬剤は、日本では初めての承認となることから、下記の投与対象者への、発症抑制目的での投与に限って薬剤が供給されることとなっています

2 投与対象者

 下記(1)及び(2)を満たす方が投与の対象となります。

(1)以下の「SARS-CoV-2による感染症に対するワクチン接種が推奨されない者又は免疫機能低下等によりSARS-CoV-2による感染症に対するワクチン接種で十分な免疫応答が得られない可能性がある者

  • 抗体産生不全あるいは複合免疫不全を呈する原発性免疫不全症の患者
  • B細胞枯渇療法(リツキシマブ等)を受けてから 1年以内の患者
  • ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬を投与されている患者
  • キメラ抗原受容体T細胞レシピエント
  • 慢性移植片対宿主病を患っている、又は別の適応症のために免疫抑制薬を服用している造血細胞移植後のレシピエント
  • 積極的な治療を受けている血液悪性腫瘍の患者
  • 肺移植レシピエント
  • 固形臓器移植(肺移植以外)を受けてから 1年以内の患者
  • T細胞又はB細胞枯渇剤による急性拒絶反応で最近治療を受けた固形臓器移植レシピエント
  • CD4Tリンパ球細胞数が50cells/μL未満の未治療のHIV患者

(2)「SARS-CoV-2による感染症患者の同居家族又は共同生活者等の濃厚接触者でない者

※なお、11歳以下の小児は投与対象外です。

3 エバシェルドを投与可能な医療機関

投与可能医療機関 (PDF:58KB)

※投与には事前の予約が必要となります。
※実際に投与に至るかは、医療機関の診察等に基づく判断によります。
※投与を受ける際、自己負担(3,100円以下)が必要となります。(薬剤費はかかりません)

4 参考(厚生労働省事務連絡)

厚生労働省事務連絡 (PDF:542KB)