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【10月】直進アシストトラクターを活用した新型三兼ライムソワーの実証試験を行いました

更新日:2022年10月3日 印刷ページ表示

 館林地区農業指導センターは、令和4年9月1日に直進アシストトラクターを活用した新型三兼ライムソワーの実証試験を行い、化学肥料削減及び定植作業の効率化の検証を行いました。

1 ねらいと背景

 邑楽館林地域の加工業務用キャベツの栽培面積は約80ヘクタールで県内有数の産地です。近年、冬春キャベツは急激に増加し、収穫機を導入した大規模農業生産法人も現れている中で、さらなる作業の効率化、肥料・燃油高騰による生産コストの削減が求められています。
 そこで、本県が開発した「新型三兼ライムソワー」を導入して(1)溝切、畝立、施肥を同時に行うことでキャベツ作業工程の短縮による作業効率化、(2)2段局所施肥による追肥作業の省略および化学肥量の量を削減、さらに、(3)直進アシスト機能を搭載したトラクターを活用して高速度でまっすぐ畝立てを行うことでの作業能率向上の効果について検証を行いました。

2 取り組み内容

 令和4年9月1日、明和町のキャベツほ場で、管内の農業生産法人と協力して実証試験を行いました。
試験の内容は、同一ほ場に試験区(30%減肥)と慣行区を設けて、作業時間、畝立ての形状確認などを行いました。
 当日は、曇天でさらに数日間降雨が続いたため、土壌条件が悪い状態での作業でしたが、試験は順調に行うことができました。生産者から「最高時速4キロでまっすぐ畝立てられたので、今までより作業時間を大幅に減らすことができた。」「経験の浅い人でもまっすぐ畝立てできる」の意見が出され、作業の効率化を実感することができました。

3 今後の方向

 引き続き、生育及び収量調査を行い、減肥の効果について検証していきます。

 

肥料調整の様子の写真

肥料調整の様子