ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 健康福祉部 > 健康福祉課 > 平成27年度第4回健康福祉部指定管理者評価委員会議事概要

本文

平成27年度第4回健康福祉部指定管理者評価委員会議事概要

更新日:2016年3月7日 印刷ページ表示

1 日時

平成28年2月15日(月曜日)午後1時30分~3時50分

2 場所

群馬県社会福祉総合センター

3 出席委員

太田委員長、茂木副委員長、中田委員、眞下委員、松岡委員、星野委員、山田委員、小山委員、渡辺委員、深津委員

4 議事

(1)点字図書館の資料説明、質疑応答、施設見学

障害政策課長及び指定管理者である(社福)群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答の後、施設見学を行った。

主な質疑等

委員:「サービス向上の取組」という項目の中に「奉仕員による図書製作等」とあるが、奉仕員への依存度はどれくらいか。奉仕員はボランティアということでよいか。

指定管理者:音訳の奉仕員は全体で約80人いる。音訳図書の利用が著しく増えているため、職員2人ではとてもまわらない状況であり、奉仕員の方にご協力いただいている。
点字は点字図書の利用が若干減っており、奉仕員の方にお世話になる割り合いは少ない。また、群馬県で2人しかいない点字技能士の資格を持った職員もいるため、ある程度対応できるが、音訳は奉仕員の方ににご協力いただかないと厳しい。図書館の中に朗読室が4つあり、朝9時から午後5時までボランティアの方が来ている。

委員:コンピュータが非常に進歩している。パソコンでの自動点訳はどの程度進んでいるか。

指定管理者:自動点訳機器は色々と出ているが、漢字の読み方を文脈によって読み替えることはできない。自動点訳で8~9割方できるが、最後の部分は人が見ないといけないので、ボランティアの方の協力なしに資料提供は難しい。

委員:点字図書館の役割についてだが、「当館に要望すること」の中に、盲人の文化センターとしての役割とあるが、具体的な活動を考えているか。

指定管理者:昨年度、視覚障害者の方を対象にビブリオ・バトルを開催した。視覚障害者の読書環境をもっと整えたいと考えており、文化センター的な役割も広がっているので少しずつ充実させていきたい。

委員:是非力を入れてもらいたい。

委員:4月から障害者差別解消法が施行され、図書館としての役割や目的も変わってくる時期だと思う。地道な活動は評価できるが、図書館としての今後の役割を考える必要を感じる。しっかり考えて目標設定をしていってほしい。

委員:今までの話を聞いていて、その通りであると思うが、利用者からすると、例えば文化事業をやったとしても、都心では乗り物が確立されていて一人で行けるが、群馬などでは人の手を借りないと一人でその場所までたどり着けない。なにか良い事業があっても、その日に行ってくれる人がいなければ、そこまで行けない。
ダウンロードもPCができる人ばかりではない。かなり多くはなっているが、まだまだ到達できていない。そういうところを点字図書館が補ってくれている部分がとても大きい。自分ではうまくいかないと、図書館に頼んだほうが早いということもあり、群点になければ、他の図書館から取り寄せてもらうなどして利用している。

委員:利用者のニーズに合わせて活動していっていただければと思う。

(2)聴覚障害者コミュニケーションプラザの資料説明、質疑応答、施設見学

障害政策課長及び指定管理者である(社福)群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答の後、施設見学を行った。

主な質疑等

委員:字幕入り映画上映会の開催回数を増やして利用者増加に努めているのは良いことだと思うが、参加者は何名くらいいるのか。土曜開館を試行中とのことだが、感触はどうか。

指定管理者:8月に前橋市で40人程度。9月に桐生市で30~40人程度の参加があった。基本的に市の難聴会の協力を得て実施している。今度の土曜日に渋川市社会福祉センターで上映する。
土曜開館は12月12日から3ヶ月間試行しているが、2~3人程度の利用である。先週は、センター内で行事があったので利用者が多く10人程度であった。

委員:土曜開館が知られていないのではないか。

指定管理者:団体やホームページ等で周知は行っているが、強化しなければいけないと思っている。

委員:土曜日の開館はありがたいと思う。お勤めの方が来たくても来られないため要望してきた。ただし、今回は12~2月ということで、忙しく寒い時期である。難聴会からは時期が悪いと意見があった。機会があれば暖かい時期に実施してもらえたらありがたい。
通訳がたくさん利用できるようになり、いろいろなところに参加できている。統一試験が始まり、通訳が増えるのは良い傾向だと思う。一つ問題は、難聴者への広報が必要だと思う。

委員:利用者は少なくても土曜日に開館していることで、地域の中で拠点となる施設に人が来ることが大切なので、是非またやっていただきたい。

委員:手話が言語として認められたが、小学校の教科書等に手話を教えるような記載はあるか。簡単なものでもあるといいと思う。

障害政策課長:学校ごとに取り組みが始まっているところもある。

(3)義肢製作所の資料説明、質疑応答、施設見学

障害政策課長及び指定管理者である(社福)群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答の後、施設見学を行った。

主な質疑等

委員:根本的な話だが、点字、コミュプラ、義肢製作所は指定管理に馴染まない気がするがどうか。
指定管理者を公募して手を挙げるところはあるのか。継続が必要な部分はあるが、県として検討していただきたい。

委員:女性職員の話があったが、4割も女性の利用者がいるということで、もう一人くらい女性がいてもいいと思った。そういう努力をこれからもしてほしい。
今は下肢障害の職員がいて、色々と工夫をしてやっている。もっと良い義手なども作れるよう上肢障害の人も採用してもらえたら有り難い。
障害者だけでなく健常者、高齢者にも義足や義手を作る技術が利用できると思う。障害者のための技術が健康な人や社会に貢献すると思うので、そいうい部分を研究して、義肢製作所に限らず自主事業に盛り込まれたら素晴らしいと思う。

委員:これからの高齢化社会を考えた時に、義足だけでなく使える技術を活かしてもらうことも踏まえ、自主事業として取り組んでほしい。

指定管理者:広報利用促進事業として、パラリンピック向けに義足を体験してもらう等している。指定管理の範囲としているが、自主事業に近い事業にも積極的に取り組んでいる。

(4)社会福祉総合センターの資料説明、質疑応答、施設見学

健康福祉課地域福祉推進室長及び指定管理者である(社福)群馬県社会福祉事業団から資料に基づき説明を行い、質疑応答の後、施設見学を行った。

主な質疑等

委員:清掃が行き届き、ロビーの使い方、展示が良くなっている。ただし、駐車場の問題は工夫されているのは分かるが、遠くから皆さん来て、遠い駐車場へ回るよう言われると遅刻してしまうことがある。こどもの国はホームページに駐車場の渋滞情報を掲載している。事前に施設の予約状況は分かると思うので、是非検討していただきたい。

委員:お年寄りが来たが遠い駐車場に回された。利用する人によって検討願いたい。出来た当初からの課題だが、知恵を出し合ってもらいたい。

委員:防災安全対策についてだが、障害者の利用が多いという点で避難誘導の関係で配慮したり工夫しているところはあるか。避難訓練に障害者は参加しているのか。

指定管理者:障害者団体の方がご利用の場合に、消防訓練に参加してもらっている。消防訓練を年2回行っている。1回は設備を覚えてもらう研修を中心に行っている。1回は各フロア毎に各団体に協力してもらって避難誘導している。一昨年は視覚障害者団体の方に御協力いただいて実際に当事者になってもらい避難訓練を行った。

委員:ロビーのショーケースが変わっていて良かった。続けてほしい。
委員:トイレの洋式化の要望があるが、和式に入った時にバッグをかけるところが高い。低いのがあると荷物が掛けやすい。また、駐車場側の出口に出て行く時に男子トイレが目に入る。気まずい思いをしたことがあるので、何か工夫はできないか。

委員:色々な意味で改善努力をしているのは分かるが、今の意見も踏まえて引き続き努力していただきたい。アンケートはどれくらい入っているか。アンケートが書きづらいと思う。利用者の意見は貴重なのでアンケートを書いてもらえるようにしたらいいと思う。

指定管理者:月に1件程度である。

委員:要望になるが、喫煙室が屋外にあるが、駐車場から丸見えなので囲いをする等の配慮してもらいたい。

(5)福祉マンパワーセンターの資料説明、質疑応答、施設見学

健康福祉課地域福祉推進室長及び指定管理者である(社福)群馬県社会福祉協議会から資料に基づき説明を行い、質疑応答の後、施設見学を行った。

主な質疑等

委員:人材確保は喫緊の課題である。施設見学バスツアーはどのように実施したのか。

指定管理者:福祉ハートフルフェアで、施設見学会を実施するにあたり受入れ可能かアンケートを取っている。見学は2施設行った。

委員:情報が施設に届いていない。定期的に地区を変えてやるといいと思う。

指定管理者:バスツアーは年に1回だが、施設見学会は県センター、高崎バンク、太田バンクでそれぞれ年5回行っている。

委員:バスツアーだと何カ所か見られるイメージがあり、定期的に開催してもらいたい。
人材確保の一つのツールは人材育成だと思っている。人材育成がしっかりしている施設に人が集まる。そういう意味では、中堅、指導的職員研修が定員の120%になればいいと思う。

委員:窓口アンケートだが、年齢別に見ると30~40歳代が多い。若い人はインターネットを見て来る人が非常に多いと感じる。20歳代の人にも来てほしいので、見やすく親しみやすいホームページ運営を工夫してもらいたいと思う。
パンフレットに、主な事業として「マンパワーに関する調査研究」とあるがどういうことをしているか。

指定管理者:昨年度は、県単共済退職者にマンパワーセンターのチラシや案内と一緒に簡単なアンケート調査を送った。インターネットは、今月から、県社協ホームページに「福祉のお仕事」というバナーを作り事業者ページに飛ぶように改善したところである。

(以上)

健康福祉部指定管理者評価委員会へ戻る