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令和3年度5月号中部家保だより

更新日:2021年8月26日 印刷ページ表示

新年度あいさつ

中部家畜保健衛生所長 板垣 光明

日頃から家畜保健衛生並びに畜産振興に係る事業の推進にご理解とご協力を賜うとともに、豚熱発生の防疫措置の協力について関係者の皆様には厚く感謝申し上げます。
この度の定期人事異動では転出者3名、退職者1名、転入者4名の異動がありましたが、新体制のもと業務を一歩一歩着実に遂行する所存ですので、よろしくお願いいたします。
令和3年度船出となる4月1日に前橋市内の養豚場から異常豚の通報があり、2日に豚熱(CSF)発生が確認され、10,207頭の豚を殺処分し4月16日に防疫措置完了となりました。5月7日には発生農場4回の消毒が終了し、これからは疫学調査チームの指摘事項を受け再発防止に向け農場マニュアルを策定する予定です。一日も早い経営再建向け支援していきたいと考えています。豚熱の発生は、これまで68事例109農場4と畜場で240,330頭殺処分(と 殺)されました。本病の発生予防は、ワクチン接種のほか野生動物侵入防止柵の整備等の飼養衛生管理基準の遵守であり、特にウイルス侵入にかかわる項目を重点的に確認させていただきたいと考えています。
さらに、アフリカ豚熱はアジア、ヨーロッパで継続的に発生し、5月5日韓国では江原道寧越郡の養豚場で17例目となる発生が確認されている状況であり、動物検疫所の手荷物検査において携帯品のハム等からウイルスが確認され、いつ国内で発生しても不思議ではない状況にあります。
高病原性鳥インフルエンザは令和2年度では18県52事例の大発生となり、今期も大発生する可能性もあり油断できない状況にあります。畜産農家並びに関係者の皆様におかれましては、引き続き農場での飼養衛生管理の徹底による家畜伝染病の侵入防止に努めていただくと共に、飼養家畜に異状が認められた場合は早期通報をお願いいたします。
また、管内における監視伝染病の発生は、牛ヨーネ病や牛ウイルス性下痢(BVD)が複数頭摘発されています。農場内にそれらの病原体を侵入させないためにも、導入牛や牧場からの退牧牛を農場に入れる場合は、必ず検査するとともに、隔離飼育していただきますようお願いいたします。さらに、酪農家の皆様においてはク-ラ-ステ-ションによる生乳を用いたBVD検査を引き続き実施する予定ですのでご協力をお願いいたします。
家畜保健衛生所といたしましては、皆様のご意見を頂きながら畜産経営の安定に寄与できるよう職員一丸となり家畜衛生、畜産振興等の業務に取り組んで参りますので、ご理解ご協力をお願いします。新型コロナウイルスが全世界で猛威を奮い、家畜の疾病を防御することも重要ですが、なによりも畜産農家および関係者が元気で業をなすことがより重要であります。皆様が健康で過ごせることを祈念しまして新年度の挨拶とさせていただきます。

中部家保だより(牛)

中部家保だより(豚)

中部家保だより(鶏)

中部家保だより(山羊)

中部家保だより(馬)

中部家保だより(蜜蜂)

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