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【12月】GAPの必要性を再認識 ~GAP導入講演会を開催~
11月25日に渋川合庁にてGAP導入講演会を開催しました。生産から出荷までの作業における様々なリスクについて事例を交えながら検証し、「安全な農産物」を作るための事故を起こさない環境づくりを学びました。
1 ねらいと背景
『GAPの導入』と聞くと、多くの農業者は“面倒・メリットが見えにくい”などの理由から、取り組みに消極的になりがちです。また、取り組み内容も比較的理解しやすい農作業安全までにとどまっていることが多い状況です。そこでGAPに関する正しい知識の習得と理解を促し、農場での導入及び定着を推進することを目指し、本講演会を開催しました。
2 取り組み成果
当日は、管内の生産者やJA職員などの関係機関合わせて約40名が集まりました。講演では、GAP制度の作られた背景、GAPを取り組むことによるメリット、具体的な現地での取り組み事例、今後の食品産業を取り巻く状況などについて農家目線から非常に分かりやすく説明をいただきました。
とかくGAPは儲けと結びつかないと言われますが、『クレーム対応に費やす人件費や謝罪の費用等をきちんと計算すれば、莫大な損失をしている。この出費を防ぐことができるのがGAP』という講師の言葉に、参加者も納得していました。講演は約2時間半と長丁場でしたが、時間を感じないほど内容が充実しており、あっという間に講演会は終了しました。講演終了後も熱心に質問する参加者が先生を囲んでいました。
3 今後の方向
今回の講演会をきっかけにGAPへの関心をさらに高め、個人や生産組織での取り組みを進めていきます。
講師の藤井氏
熱心に聞く参加者