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国営・県営赤城西麓土地改良事業の概要
更新日:2025年3月24日
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この地域は、戦前から用水に恵まれないながらも、農家の生産意欲と時代の要請に応えるための開拓が順次進められ、特に戦後の食料確保、復員引揚者対策を目的とした緊急開拓事業により、昭和21年から30年頃までに入植を目的とした開拓が活発に行われました。これにより、現在は約4,000ヘクタールの一大農地で畑作が営まれています。
本事業は、赤城山の西麓に位置する沼田市、渋川市、昭和村、前橋市の2,400ヘクタールの畑地帯において、農業用水の安定的な供給確保を図ることを目的とし、基幹水利施設は国営事業で完成し、末端水利施設は県営事業により整備を進めています。
国営事業では、矢木沢ダムを水源とし、取水施設として一級河川根利川に頭首工、一級河川赤城川に予備取水工を新設し、これらの施設から地区内に導水するための導水路、幹線水路、支線水路及び一部高位部に配水するための揚水機場を建設しました。これ等の施設の管理委託を国から受けて、群馬県及び赤城西麓土地改良区で維持管理を行っています。施設で確保した用水を畑で使えるように、県営事業により畑地かんがい・区画整理・農地保全等の整備を行っています。
国営事業は完了済み
・県営赤城西麓土地改良事業概要図(PDFファイル:1.4MB)
関連リンク
・水土里ネット赤城西麓<外部リンク>