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【5月】集落営農法人支援プロジェクト会議を開催しました
佐波伊勢崎地域担い手育成総合支援協議会は、4月26日に「平成30年度第1回佐波伊勢崎地域集落営農法人支援プロジェクト会議」を開催しました。
1 ねらいと背景
佐波伊勢崎地域では、平成18年度に28の稲麦作の集落営農が設立され、平成28年度までに全ての組織が法人化されました。しかし、これらの法人の運営には、共同作業の推進・後継者育成・農地の集約化・法人間連携の推進など改善すべき点も多く、今後は関係機関が一丸となって、情報共有や意思統一を行うとともに計画的に運営上の課題解決の支援を行うことが望まれます。
2 取り組み内容
第1回プロジェクト会議の主な議題は以下のとおりです。
(1)任意営農組合への今後の対応
二つの営農組合が平成26年に設立されましたが、構成員の高齢化などにより組合の存続が困難になっているため、今後の営農組合の方向性との指導方針について検討しました。
(2)集落ビジョンモデル法人の選定
集落ビジョンは集落営農法人の将来の進むべき方向性を示す羅針盤となります。昨年一法人でビジョン策定を行いましたが、本年も新たにモデル法人を設定し、ビジョンの策定支援を行うことにより地域への波及効果を目指します。
(3)若手稲麦作農家の交流会開催
稲麦作農業においては農業後継者不足が特に顕著であり、相談相手などが近くにいないため孤立傾向が見られます。今後稲麦作農業において若い担い手のネットワークを形成し、情報交換などを通じて相互に成長する機会を得るために交流会の開催について検討しました。
3 今後の方向
関係機関が一丸となり同一の認識をもって集落営農の指導に当たることにより、きめの細かい指導を行うことができます。今回の会議を糧に準備を進めて7月に第2回プロジェクト会議を開催し、集落営農の課題解決を進めます。
プロジェクト会議の風景
天神営農組合の圃場図