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【7月】露地ナス天敵活用現地研修会を開催しました

更新日:2018年8月6日 印刷ページ表示

 伊勢崎地区農業指導センターが実証した「土着天敵のヒメハナカメムシ類と天敵製剤のスワルスキーカブリダニを組み合わせた防除体系」を導入した農家ほ場で研修会を開催し、地域への普及の足掛かりとしました。

1 ねらいと背景

 露地ナス栽培ではハダニ類やアザミウマ類など微小害虫の薬剤抵抗性が発達し、化学合成農薬による防除が困難になってきています。そこで、伊勢崎地区農業指導センターでは平成27~29年まで、「土着天敵のヒメハナカメムシ類と天敵製剤のスワルスキーカブリダニを組み合わせた防除体系」を実証し、効果を確認してきました。さらに本年はIPM技術の推進を目的に、技術の導入農家を会場に、現地研修会を開催しました。

2 取り組み内容

 現地研修会は、平成30年6月21日(木曜日)、伊勢崎市の新技術導入ほ場で開催しました。新技術導入ほ場は5月17日に「くろべえ」を定植し、翌日18日にヒメハナカメムシ類の温存植物としてマリーゴールドを植え付けています。そして6月5日に天敵製剤のスワルスキーカブリダニを放飼しています。
研修会に参加した農家10人は、天敵温存植物のマリーゴールドやナスの花や葉に飛来した土着天敵のヒメハナカメムシ類を自分の目で確認することができました。実際の天敵の大きさや動き方を見ることで、「自分のほ場で見つけられる」と声があがりました。

3 今後の方向

 天敵製剤のスワルスキーカブリダニが増えてくるのは8月中旬以降になる傾向があります。そこで、9月に2回目の現地研修会を開催し、増殖の状況と害虫の防除効果を確認します。これにより、新技術を地域に普及させ、食の安全・安心を盛り上げていきます。

現地研修会の様子写真
現地研修会の様子

土着天敵「ヒメハナカメムシ類」写真
土着天敵「ヒメハナカメムシ類」

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