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【10月】平成30年度対話型研修会を開催しました
佐波伊勢崎集落営農法人連絡協議会主催による農作業安全に係る「対話型研修会」を開催しました。
1 ねらいと背景
農業機械利用における農作業事故の発生を防止する手段として、作業者の「気づき」により事故原因をリスト化し、それを共有化する「対話型研修会」が提唱されています。1台の農業機械を複数のオペレーターが操作することが多い集落営農法人を対象に「対話型研修会」を開催しました。
2 取り組み内容
研修会は、10月4日に開催し、佐波伊勢崎集落営農人連絡協議会に所属する集落営農法人から27名の参加がありました。
まず、ヤンマーアグリジャパン(株)よりコンバインの整備研修を行い、点検ポイントの確認をしました。稲刈作業が始まる時期でタイムリーな内容でした。
続いて(農)山王をモデルに意見交換が行われました。講師の農研機構農業技術革新工学研究センターの積氏、皆川氏と、労働安全コンサルタントの吉田氏により、(農)山王のメンバーの意見や、あらかじめ実施したアンケートの結果から、主に刈払機でのヒヤリハット体験やコンバイン等の出入りで注意していることなど活発な意見が出ました。
この意見を整理し、共有化するまでのプロセスを体験することにより、参加者間で農作業安全の共通認識が得られました。
また、対話型研修会と同時に、希望者については、運動能力測定(全国農業改良普及協会講師)とアシストスーツの展示・体験(群馬県)を行い、好評でした。
3 今後の方向
今回の内容から「私たちの農作業安全宣言」を作成し、生産者にフィードバックされます。また、引き続き農作業安全に関して、講習会等で呼びかけていく予定です。
トラクタ整備研修
対話型研修会の様子